花束を貴方に。

貴方が好きだ。何度もかみしめる。
やることたくさんある。部活も将来も全部妥協したくない。
責任ある幹部としても重かったりする。
だけど貴方がいる。貴方が私を支えてくれるから立てる。
笑顔になれる。心から笑える。

貴方に渡すのをこわいと思った。気負ってたようだ。
なにも気負うことないんだって思った。そんな劇的なことじゃない。
激変するわけじゃない。信じる。
大切に思ってることを伝えたい。伝えなくちゃわからない。
態度で言葉で全身でありがとうと愛しさを。

そう思ったらふさわしいプレゼントを見つけた。
前用意したのでは違和感があった。名前じゃないブランドじゃない。
ブランドに隠れてしまう私の想いではなくてブランドに託すのでなくて。

私は私らしさを持ってるプレゼントにしよう。
私の想いを伝えるものにしよう。素直にプレゼント。
そう思ったらぎこちない特別な突拍子もない唐突なことから
なにげないたくさんの想いを伝える自然なことに変わった。
これでいい。すっとした。計算も策もない。
ただ想うままに素直に示して。