時間には勝てない。一緒にいる時間だとか回数だとか。
重ねた分だけ、機敏に敏感に察してくれる。安心する。
大学入って来の親友と会って朝まで一緒にいた。
前回の恋愛論はやはりいち見解に過ぎない。惑わされることはない。
私が出した答えが答えだと思う。考えた上で。恋愛主体は私なのだから。
朝焼けにまどの外を見て『いいことあるよ』と言った彼。
根拠なんてない。だからこそ言いがたい強さがある。
強い人の言葉は魔法。弱い人の言葉は惑い。
私は私だ。両極端の性質を併せ持ち、時々混乱する。
だけど全部私だ。それでいいのだ。危なっかしくたっていいじゃないか。
傷つくのをおそれずにまっすぐ進むのが俺だった。
今はそう少しまどろっこしい。全力で駆け抜けるけど気ままなかつての自分が。
ダサいとかかっこ悪いとか思うことは美学だ。たとえ反論されたって
俺の美学だ。たまに斜めに構えたっていいじゃないか。
世界はひとつじゃないんだぜ。僕は僕の真を持って生きるよ。