無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

みさか小の放射能汚染状況と教育長及び学校側の返答

2011年05月22日 18時18分19秒 | 福島原発事故 放射能汚染
5月20日(金)、白河市教育長に正式にアポをとり、再度「学校の校庭の汚染土除去」について要望をしました。市側の認識は、県や国と同じであり、「3.8マイクロシーベルト以下であれば安全」というものでした。私は、通常の土と同じレベル0.1程度に下げる努力をしていただきたいとの要望書を提出しました。
残念ながら、他市議からの放射能の問題についての要望や意見はないとのことでした。報酬削減や政務調査費廃止や選挙公費廃止や公共事業の入札制度改革について孤独な闘いをしてきましたが、子どもの安全を守ることについても孤独な闘いになるとは信じられない思いです。

その後、みさか小に行き、教頭先生と面会をしました。いただいたコメントにあった「放射線が怖く車で送迎をしたら先生にとがめられた」という内容について確認したところ、そのような事実はないという返事でした。また、車での送迎を禁止していないそうです。また何かありましたらコメントください。
運動会については、教頭先生のお話では、「保護者の意見で開催が決まった」ということでした。

さて、みさか小周辺で放射線数値の計測をしました。通路やエントランスのカエルなどコンクリート部分は0.2ほどの低い数値でしたが、土の部分は1.5前後の高い数値でした。動画をご覧ください。


みさか小の放射線測定値



校庭脇の土の部分で、最大値1.74マイクロシーベルトです。大変に高い数値だと思いますが、市や学校では「高い」という認識はないようです。

どのような問題も学説が対立するようですが、このような命に関わる問題は、用心深く様々な学説を参考にする必要があると思います。年間20ミリシーベルトまで安全だとする文科省の基準に納得する国民ばかりではありません。


文科省の基準「根拠不明確」  日本医師会が批判
 福島第一原発事故で、文部科学省が設けた校庭の利用基準(年間被曝量20ミリシーベルト)について、日本医師会は(日医)は12日、「科学的根拠が不透明だ」として、国にできる限り被曝量を減らす努力をするように求める見解を発表した。
 利用基準は、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を参考にして決まった。日医の保坂シゲリ常任理事は「ICRPが言っているのは一般成人のこと。小児を入れてしまったのは大きな問題だ」と話した。 2011.5.13 朝日新聞より



また、5月20日の国会に参考人招致された中部大学教授武田邦彦氏の動画がユーチューブにありました。

武田邦彦(参考人 中部大学教授) 2011年5月20日 1/3


梅雨の前に校庭の土を削るようにと言ってます


何も難しいことではありません。人災により汚染された土を以前に戻していただきたいだけです。当然の権利です。

さて、明日5月23日(月)文科省を包囲する運動が行われるそうです。発起人は、原発問題の市民団体「フクロウの会」だそうです。白河市からも参加する人がいるようです。私は日程調整がまだできません。参加できるかわかりません。もし行けなかった場合、コメントに報告をいただければと思います。



福島県の真の復興は、

放射能を除去してから始まります

県民の命を守れない政治は、終わりにしていただきたい

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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たいへん残念 (野崎)
2011-05-23 22:07:32
安全だというなら、署名していただきたい
署名できる人、いますか?
教育長、署名できるか?
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参加してきました (大塚)
2011-05-25 15:38:24
小雨降る中で、コンクリートの上にシートを広げ、」要請行動に参加いたしました。
県も、市も、文科省の3.8μSv/h以下なら安全であるという言葉を鵜呑みにして、そのまま学校や子どもたちを放置するというのは信じられないことです。

少なくとも、平常値である0.04μSv/hに近づける努力をするのが子どもを守る立場にいる人間のすることではないかと思います。

市長さんも、県知事さんも、産業の発展には大変心を砕かれているようですが、未来を担う子どもたちへの対応はお粗末です。

個人レベルで対応をもとめていくのが、今できることなのかな、と考えます。

私たち、一人ひとりの親、地域の大人ができることをやっていきませんか。

市長への手紙なり、教育長さんへのお手紙なり、電話なり、小さな声でも、たくさんああ詰まれば大きな力になるはずです。

今回、文科省へ要請行動しに行った方たちは最初は3人だったそうです。

でも、声をあげたらどんどん集まり、あのような集会へと発展したのです。白河でもやってやれないことはない!と思います。

文科省前のスペースは福島の保護者の願いと悲しみでいっぱいでした。
福島へ帰る際に、駅まで案内してくださったかたが「あなたを帰すのがなんだか・・・。」と言って言葉を詰まらせました。
その後ブログやHPを見てその意味がわかりました。バスに乗り込んで帰る人たちがアウシュビッツのガス室へ送られる人たちに見えたというんですね。

複雑です。

そんな土地で暮らし、子どもたちを被爆させてるかもしれないという罪悪感の中にいます。
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Unknown (田上)
2011-05-25 21:36:57
白河市役所某職員
17時30分には居酒屋にいる
18時には、ほろ酔いで帰宅

こんな民間人は見たことがない

白河活性化のために、
新蔵を風俗街に、が自論

まちづくりの中核にいる人です

こんな自治体では、放射能対応なんか出来る訳もなく
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