日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1267)「前件否定・後件肯定」の「誤謬」。

2023-10-04 12:55:39 | 論理

(01)
(ⅰ)
1     (1)(P→S)&(Q→S)&(R→S) A
1     (2) P→S              A
1     (3)       Q→S        A
1     (4)             R→S  A
 5    (5) P∨Q∨R            A
 5    (6)(P∨Q)∨R           A

  7   (7)(P∨Q)             A
   8  (8) P                A
1  8  (9)   S              28MPP
    ア (ア)   Q              A
1   ア (イ)         S        3アMPP
1 7   (ウ)   S              789アイ∨E
     エ(エ)      R           A
1    エ(オ)               S  4エMPP
15    (カ)   S              67ウエオ∨E
1     (キ)(P∨Q∨R)→S         5カCP
(ⅱ)
1     (1)(P∨Q∨R)→S         A
 2    (2) P                A
 2    (3) P∨Q              3∨I
 2    (4) P∨Q∨R            3∨I
12    (5)        S         14MPP
1     (6) P→S              25CP
  7   (7)   Q              A
  7   (8) P∨Q              7∨I
  7   (9) P∨Q∨R            8∨I
1 7   (ア)        S         19MPP
1     (イ)   Q→S            7アCP
   ウ  (ウ)     R            A
   ウ  (エ)   Q∨R            ウ∨I
   ウ  (オ) P∨Q∨R            エ∨I
1  ウ  (カ)        S         1オMPP
1     (キ)     R→S          ウカCP
1     (ク)(P→S)&(Q→S)       6イ&I
1     (ケ)(P→S)&(Q→S)&(R→S) キク&I
従って、
(01)により、
(02)
①(P→S)&(Q→S)&(R→S)
②(P∨Q∨R)→S
に於いて、すなはち、
①(PならばSであり)&(QならばSであり)&(RならばSである)。
②(Pであるか、または、Qであるか、または、Rである)ならばSである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
P=xは、象である。
Q=xは、馬である。
R=xは、兎である。
S=xは動物である。
として、
①(象ならば動物であり)&(馬ならば動物であり)&(兎ならば動物である)。
②(象であるか、または、馬であるか、または、兎である)ならば動物である。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
①(象ならば動物であり)&(馬ならば動物であり)&(兎ならば動物である)。
②(象であるか、または、馬であるか、または、兎である)ならば動物である。
というのであれば、「当然」、
③(象でない)としても、(動物でない)とは「限らない」し、
④(動物である)としても、(象である)とは「限らない」。
然るに、
(05)
①(象ならば動物である。)
として、
③(象でない)としても、(動物でない)とは「限らない」し、
④(動物である)としても、(象である)とは「限らない」。
に於いて、
③ を「前件否定誤謬」と言ひ、
④ を「後件肯定誤謬」と言ふ。