ゴハチでしょう



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「ダイヤ製ブリキの電気機関車」の正体は!?

側面のフィルタや屋根上のモニタールーフ、ヘッドライトがあること、型番からみてやはり電気機関車と判断すべきではないでしょうか。形としてはEH10よりもEF58なのではないかと思います。どちらも同じ時代の花形機関車で、EH10は貨物用、ゴハチは旅客用でした。



EF58は今なお数両が生き残っていて、イベントなどの列車の牽引に活躍しております。いまでこそパンダのような存在(パンダに失礼?)ですが、私の学生時代にはまだ現役、つまり日本の生活を支える上で欠くことのできない機関車でした。よく考えればSLだってそうだったんですよね、物や人を運ぶ唯一の手段でした。




再来年大宮にオープンする博物館にもEF58は展示される予定になっており、楽しみです。EH10の方は残念ながら保存されていないようです。貨物用の地味な機関車だったからでしょうか。
一般の方にはあまり知られていませんが、実はEF58という機関車は最初からこのような流線型の形をしていたのではなく、初期に製造された機関車は当時の標準的な箱型の車体の前後にデッキがついた、ごく普通な機関車でした。後に暖房用の蒸気発生装置を搭載するために今のような先端部まで箱で覆う流線型の美しいボディにモデルチェンジされ、初期の車両もそれにあわせて改造されています。




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