電車予報(車両運用の話)-4

《前回の続きです》

~ 中央線電車予報士になろう(3) ~

今回は電車の表示と列車番号の関係についてお話しようと思います。
「えきから」で確認した列車番号の英数下3桁と電車に表示されている英数3桁が同一あるいはマイナス1となっていることにお気づきいただいたことと思います。そして、同一だった人は下り電車を利用している人、マイナス1だった人は上り電車を利用している人、ということになります。
前回の例(624H)で更にすすめると、この電車は東京駅1番線に8:12に到着します。折り返しの時刻を東京駅下り時刻表から調べると、8:14発の825Hとなることが確認できます。一般に列車番号は下りが奇数、上りが偶数を用い、それを電車の前後に表示することになっています。しかし、折り返しのたびに番号を変更するのは手間がかかりますので、中央線などのE電の多くは下り列車の奇数番号を表示することが多いようです。また、列車番号は4桁までの数字を使用しますが、中央線の場合、表示が省略されている上2桁は、始発駅の時間をつけるようになっています。825Hの場合は東京駅を8時台に発車することがわかります。そしてこの電車は、924H~1025H~1124H~1325H~1424H~1525H~1624H~1725H~1824H~1925Hと走り続けた後、20:28に豊田で運用を終え車庫(豊田車両センター)に入庫します。
したがって、朝25Hの編成を確認しておけば、夕方の帰りの25Hの編成も同じであり、予測が可能となります。
では、翌日の電車はどうなるのでしょうか。お楽しみに

《続く》
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