美少年シリーズ最終巻。とはいえいま手元にもう1冊あるのですが…。まあ、でもこの話が最後であることは間違いなさそうです。相変わらずついていけない理屈は嫌気がさしますが、まあ、最後だけあって、まあまあいい感じに閉じられていた。さあ、あと1冊あるので読んでみます。
美少年探偵団のみんな消えた。すぐに眉美は捜査を開始する。そして野良間島(パノラマ島)に行き着く。そこにはなぜか巨大な五重塔がある。ひとつの推理でリーダーを見つけようとしたとき遂に眉美の眼に終わりが訪れる。でも物語の終わりは次作に持ち越されるようです。まあ、相変わらず何が問題なのかも理解できず、読者をほったらかしにしたまま続くストーリー。あと少しですね。
あまりに意味わからないタイトル。手にとって背表紙の紹介文を読む。奥歯で考えることに決めた<わたし>の話だそうです。うん、まあ、よい。しかし、それをそのまま本棚に戻すことはできなかった。100ページくらいの短い話でしたが、まあ、意味が分からないままにページは進む。わたしをみるわたしをみるわたしを。わたしはどこまでも続くのでそれは奥歯と決めたのだそうです。歯科医院で働き、まだいない子供に向けた日記をつけ、青木を思う。終わりに近づいてやっと意味が少し分かってきてん。「感じる専門家 採用試験」という話も収録。
美少年シリーズ第9弾です。眉美は一人、沃野禁止郎を追って私立アーチェリー女学院に侵入捜査にむかう。美少年たちの登場は眉美の思考の中だけ。Mはミュージアム計画だそうで、なんだかヌード写真の展示を目論んでみたいな話。まあ、相変わらず意味の分からないストーリーで、結局オチも何も分からなかった。ただ、帰ってきたら美少年探偵団のみんながいなくなっているようで、なんかよく分からないが急展開のまま次に続くようです。他に「審美試験」と「札槻嘘の禁じられた遊び」も収録。
やっぱりこのシリーズ面白いですね。今回もたくさんの新キャラが登場したが、なんといっても船長がダントツ面白い。最後の話は、イジメが絡んでいてちょっとイヤな感じがするが、お父さんの言葉がよい。「世界はもっと広くて、いろんな人がいる。その中に、君に対して悪意を持つ人なんか、ごくごく一部で、残りの人の中には、君に好意的な人もたくさんいる。だから、困ったときには助けを求めて欲しいんだ。」優しさだけでなく、強さのある言葉ですね。ところで、番外編の「白い本」は不思議なまま終わってしまった。どゆこと?
第三次十字軍から第五次十字軍までが語られる。時代的には十二世紀末から十三世紀初めにかけてだ。メインはやっぱり副題にもなっている第三次の獅子心王リチャードの活躍だろう。その勇猛さと寛容に塩野さんも惚れこんでいるように見える。第四次はヴェネツィア登場でどちらかというとキリスト教内部の戦い。第五次はローマ法王ペラーヨによるもの。それはそうと、この巻末で塩野さんは「戦争は、人類にとっての最大の悪行である」と断じている。これほどの文章で躍動的に戦争を描いてはいるが、当然ながら戦争は悪であると。なんか、しびれますね。
美少年シリーズ第8弾。なんか裸の王様を題材にした動画を作る話。眉美を除くメンバー5人がそれぞれ作品を作るがリーダー以外の作品は意味わからない。ページ稼ぎでは?それはそうと、なんか忘れてただけなんだろうけど、眉美は目が良すぎてこのままでは近いうちに失明してしまうと。この設定って前からあったっけ?緑衣の美少年というタイトルも特に意味ないみたいですね。それと、美少年盗賊団という30ページほどの話もついていた。眉美の失明は逃れられないのか?先輩くんはロリコンのまま卒業してしまうのか?
ゴムボート一つで彷徨っていた大とユキ。真っ暗な海の中にとてつもなく巨大な壁が現れる。それは途方もなく大きな船だった。それどころかそれはあの有名な方舟だという。信じられないような状況だが、とにかく冒険は続き…。
やはりこのシリーズはインディ・ジョーンズに似ている。面白かったですよ。しかも今回この巨大な船から一緒に脱出したかの女戦士のリマは今後も登場しそうです。次も楽しみですね。
死体が高い場所にあったからタカイXタカイ。いつもタイトルが繰り返しで間にXがあるからXシリーズ。というわけでXシリーズ第3弾です。今回、萌絵も事件に直接絡む。萌絵と椙田が裏で関わっているのがおそらくGシリーズの続きとなるのでしょう。小川と真鍋と鷹知もだんだん仲良くなってくるし、杉田は事務所まで萌絵に分かってしまって、もう後がない感じですね。真鍋の大学の友達の永田絵理子の方の問題は解決しないままでちょっとかわいそうでした。それと宮崎って誰だっけ?そんな人これまでに出てきたかな?
ほんためMCの二人が好きだった夢水清志郎シリーズの最初の事件(?)を読んでみた。まあ、さすがに途中から真相はなんとなく分かったけど、まあとても爽快なお話でした。シリーズは作品はいっぱいあるみたいなので、一つづつ手に入れて読んでいきたいものです。