ずいぶん前に買った本。タイトル通りこれはタッスルが話の中心の話。なんだかよく分からないが、地図を持って故郷のケンダー郷に帰ろうとする話らしい。それとタッスルの叔父の話と交互に進んでいく。しかし、やっぱり、ケンダーの話であるので、すぐにストーリーは脱線していくのです。その地図はどうやら大変動以前のものだったようです。よく分からないが、タッスルが乗っていたドラゴンの像が、どうも生きていたようだというところで上巻は終了でした。
トリックのドラマノベライズその2。六つ墓村、100%当たる占い師、サイ・トレーラー、天罰を下す子供、妖術使いの森の5つの話が入っている。軽い感じで読めてよいが、やはり映像を見るほどの面白みはない。
モリヒロシケンゴウノモノガタリヲカク。
人と刀と生と無。山と村と旅と川と海。ゼンにとっては全てが新しい経験である。まあ、そんな感じの話でした。続くようです。
前作でバンパイア・マウンテンにたどり着いたダレンはそこで多くの同胞たちと出会う。そして、バンパイアの試練を受ける事になる。試練は命懸けのものばかりで、1つ1つをなんとかクリアしていくが、遂に命運尽きるのです。そして逃げ出すことを決心したダレンに、さらに思いがけない出来事が待ち受けるのです。さあ、いったいどうなるのか?とてつもない盛り上がりに大興奮のまま第6巻に進もうと思います。
前作と違い、今回は恭助が全話でちゃんと活躍してます。ただ、旅に出ている恭助がそんなに度々帰ってきてることが、なんだか不自然な気がします。でもまあよいのです。もちろん、あの映画人(バカ)の3人も大活躍でした。
表紙の千束とたきなの2人。これはもう読むしかないって感じ。5つの連作短編って感じだが、各話にはイントロダクションが付き、さらに各話本編を少し読んだ後に「1」章が始まるというちょっと変わった構成でした。サブタイトルにはOrdinary daysとあったので、もっと日常っぽい話ばかりかと思ったが、そうでもなかった。様々な視点で語られる喫茶リコリコの日常に裏の仕事もはさまれて紹介される。とにかく楽しい1冊でした。5話目の後にアウトロダクションとあとがきがあり、その後にボーナストラックも付いていた。自由である。
歴史もののノリで読む。現代の若者を意識した感じの口語体形式の日記は、正直言ってちょっとひいちゃう感じだが、ヴェルサイユを舞台に等身大の少女の姿が描かれる良書とも思います。デュ・バリー夫人との諍い、フェルセンとの出会い、そして、国王陛下(ルイ十五世)の崩御までが語られて上巻(Rose)は終了。下巻(Bleu)に続きます。
陽子、祥瓊、鈴。3人の主人公は出会って別れてまた出会う。慶の和州止水郷での圧政に対して乱を起こす者達が現れる。様々な登場人物がそれぞれの思いで懸命に生きる。十二国という異世界ではあっても、世界の有り様が大きく異なってはいるものの、そこにいる人間はそんなに変わらない。そして、物語は爽快な終わりを迎えるのだ。とにかく、すごく面白かった。ただ、慶麒の陽子に対する態度はやはりないとは思うのです。さて、陽子が慶麒の信頼を得ることのできる日は来るのでしょうか。
100の講義シリーズの第2弾です。今回は「思考」を育てるらしいのですが、まあ特に思考が育てられた気はしない。ただ、ときどき挟まれたクスッとくる文章が楽しいと思うのです。
十二国記の第4作目。今回は主人公が3人いるようです。景王陽子は、市井に身をおいていろいろ学ぶことを始める。かつて芳の王の娘であった祥瓊(しょうけい)は孤児となりひどいいじめにあい逃げ出す。海客の鈴は下女としていじめられて景王に会うのを夢見る。この3つの視点によって舞台はあっちこっちと切り替わりながら話は進むのでした。そしてどうやら鈴と陽子が出会ったところで上巻は終了。下巻も楽しみです。