第９話の敵は将棋村の剣道士の女。アニメでは七花と敵の女の浮気を疑うとがめの目撃シーンがややしつこいくらいだったが、原作では全くない。木刀を持った弱い七花を勝たせるためのとがめの奇策が冴え渡る。一方でまにわにと右衛門左衛門の戦いも密かに盛り上がってきました。
さてアニメはあえて途中までで見るのをやめたので、次からは原作が初見となる。あと３つはどのように収束していくのか！それとも西尾さんのことだから全く収束しないという可能性も高いですが。
ローダビアでソグドム教のバリム派のシルバと会い、地流をより深く知ったティーエ。シルバに連れられてローダビア内のクラ・クム市という地に向う。そこは太陽神側の人々がいる地だった。そして、ティーエはそこでついに大陸を救う方法を見つけたようです。さあ残りは最終章のみ。ティーエが見つけたものとは何なのか。大陸は救われるのか。そしてラクシとティーエはどうなるのか。シルバの思惑は？ドラスウェルクは？バリカイは？
ヴェネツィアの誕生から海洋都市としての発展。そして第四次十字軍まで語られる。塩野さんのヴェネツィア愛のためか、他の国の人々がくだらない建前のために遠回りをしたり失敗したりする中で、ヴェネツィアの人々だけが冷静に目的を達成していくような印象が目立つ。
デュマは三銃士のアトスがヴェネツィアの元首エンリコ・ダンドロの血筋を引くものという設定を創作したそうですよ。
からくり人形の日和号。斧乃木余接ちゃんを連想したのは私だけだろうか。人形との戦いによって人間味を身につけていく七花。右衛門左衞門と鳳凰の対決もどうなっていくのか！盛り上がってきましたねえ。
S&Mシリーズが２つ。久しぶりの萌絵や犀川の登場がやっぱり嬉しいです。それにVシリーズ練無活躍のぶるぶる人形と謎の美少女フランソワが登場する話。その３つが面白かったですね。
こんなの勝てるわけないよ。って感じの超天才七実。眼を封じる奇策も、意味があったのか、なかったのか。とにかく、わけわからんけどこれまでで最も盛り上がった感じでよかったです。いや、悪かったのか。ちぇりおー！
刀語の第６弾。凍空こなゆきという規格外に強い怪力少女と真庭狂犬という残留思念だけのやつと対決し、尾張では否定姫ってのが出てくるし、そんで次回は実の姉である七実と対決するという。もう、なんだかいろいろと盛り上がってきましたね。
多数派の正義ではなく、冷静で自己中心的な静かな少数派。そんなものを目指した方が楽しいぞという感じの話たちでした。
サルデーニャの内陸部に巣食う山賊は、普段は羊飼いで、彼らの考えではアルバイトとして、人を誘拐し、身代金稼ぎをする。(156ページ)
要するに多くの人は馬鹿者だから、しばしば、口先だけの良い返事で満足するものである。それなのに、きみが、一言のもとに断りでもしたら、ほとんど唯一の例外もなく、不快に感じ、きみに対して不満をいだくにちがいないのである。(168ページ)
ローダビア編突入。大洋帝国編と比べれば話はどんどん進む感じかな。
あっさりとドラスウェルクには再会できたが、黒幕っぽいのが登場しました。話は後２つみたいですが、どんな風に盛り上がるのか楽しみですね。
こあまり読者の意表を突くことばかりせずに、この話のように王道の面白さでまとめた方がいいよねって感じの賊刀・鎧でした。え？鎧なのに刀ってどういうことなのかって？まあ、そのくらいは刀の名前からしてもう普通なのだから、全然意表を突いた感じじゃないのでオーケーかな。
