前巻からの続きで、登場人物多くて正直よくわからない感じ。でもみんな癖強くて面白いです。Dのあのお方とは誰なのか。そろそろ説明しくれるのかなー。
ついに登場のハドリアヌス。たしか、テルマエ・ロマエはこの頃の時代ではなかったか。ローマ帝国をあちこち視察の大旅行に出かけ、ローマ法再構築を成し遂げる。下巻に続いていくようです。
この巻はこれまでの雰囲気とは明らかに違う。これまでの話は、「キキ ○○を運ぶ」だったけど、この巻は違う。キキがコリコの街にきてから4回目の春から話が始まる。ケケという小さな女の子が一緒に住むようになって、なんだかわからない「おわりのとびら」の本を預り、ジジは家出をして、とんぼさんともなかなかゆっくり話せない。どれもこれも解決しないままにもやもやが膨らんでいく。そんな話でした。まあ、最後はいい感じだったし、いろいろと謎が解けてハッピーエンド。次も楽しみですね。
再び迷路と串中君の話。なのですが、いきなり14年後のようです。え?迷路死んだんじゃ?って感じだけど、なんかバックアップらしい。なにがバックアップなのかろくな説明はないが。
世界シリーズ第3作目のこの作品はロンドン編。櫃内様刻と病院坂黒猫の卒業旅行のようなそうでないような旅行でいろいろと異変が起こる。いや、特に何も起きていないとも言える。作中作を次の章で論じて、でもそれも次の章でまた作中作だという話になっていく、まあいったいなにが本当なのか分からない感じの話でした。いやまあ、最初からこれは小説でありフィクションなのですから本当のことなんてないのですが…
ふるさとの町からコリコの街に帰るところから、つまり前巻からの続きです。これまでのオソノさんやミミさん、トンボさんの他に新しい友達もできます。そしてコキリさん(お母さん)から薬の作り方を聞いてまたコリコの街に戻ってくるのでした。やあ、また、続きが楽しみですね。
危機を乗り越えた後に皇帝に迎えられたのは属州出身のトライアヌス。スペイン南部のイタリカという町の生まれだそうだ。これがもう絵に描いたような真面目な性格だったようだ。この巻はこのトライアヌスの治世20年が語られる。
シリーズ7作目は上下巻構成で、作者自身あとがきで言っているが、とにかく登場人物が多く話も広がりまくって下巻に続くようです。
前巻は壊れてて、今回は囲われている世界。意味は分かったがだからなんだったのかという感じの話。後書に、病院坂黒猫がこっそり出演しているとあったが、どういうこと?こっそりしていなかったと思うのだが。まあ、とにかく病院坂迷路の表情だけで会話する能力すごすぎる。っていうか、それは全て主人公の妄想なのではないかな。