毎日適当

ガンプラを作って保存するためのブログです。映画を見たりアニメをみたりもしてたり。

ゲド戦記Ⅱ こわれた腕環

2022-08-23 00:40:00 | 簡単レビュー
このこわれた腕環では、アチュアンの墓所の大巫女を継いだ少女の話。名なきものたちに仕えることだけを教えられて教育されてきたアルハを主人公として、ゲドが登場しないまま半分近くが過ぎる。解説にもあったが、しかし、この長い「プロローグ」が物語とこの世界に奥行きを持たせてくれる。

ゲドが登場し、アルハを本当の名前テナーと呼び、エレス・アクべの腕環の話と墓所に眠る腕環の話をし、そしてゲド自身も名前を明かして一気に動き出す。そして最後まで目の離せない展開にハラハラさせられる。すごく面白かった!

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敵は海賊・猫たちの饗宴

2022-08-22 22:47:00 | 簡単レビュー
今回はCATシステムというやつだが、前回と違い物語の中心として登場する。なんだか分からないがこのCATシステムはとにかくなんでも猫に変えてしまうのだ。もう、ひっちゃかめっちゃかのストーリーはさすがにあきれ果てるしかないほどだ。

解説がまた混乱させる。そう、解説は著者代理人の「私」を司会にしてラテルとアプロとの対談形式で語られる。そして、CAWシステムとCATシステムが結びついて融合この本を書いたかもしれないというのだ。。。

どうやら、この凄まじいメタ構造も当シリーズの面白さ(?)の要因であるようだ。

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敵は海賊・海賊版

2022-08-14 16:55:00 | 簡単レビュー
前から読んでみたかったSF作品のひとつ。

CAWという著述支援システムを使って著された本である(という設定)らしく、文章がそこそこ難解。登場人物やAIなどの名前が覚えにくくしかも一通りではない上に、主要なヤツらは2人ずつ出てきて、それぞれ好き勝手に暴れるのでストーリーを追うのがかなり困難(というか、正直言ってあまりついていけなかった)。それでも面白いと思う。

太陽系の星と別星系の星とが交流しているようだが、その辺り非常にわかりにくい。アプロという黒猫は、だから、別星系の“人”ということらしいです。

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Dー蒼白き堕天使2 (ネタバレあり)

2022-08-14 03:47:00 | 簡単レビュー
あとがきにもあったが、話は広がります。

今回は本当に異例尽くし。
依頼者は貴族でDと同じくらい強い。そのバラージュ男爵は父親と対峙しているようで。どうやらDの父親たる始祖もちょいちょい話にあがる。

さあいったいこの後どのように話は展開していくのかー。
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塗仏の宴 宴の始末

2022-08-07 09:00:00 | 簡単レビュー
まさに妖怪大戦争の様相を呈して物語は急転していく。このまま人々はおかしくなっていくのか。登場人物が多すぎ、混迷を極めた末に悪魔がついに動き出す。


この世に不思議なことなど何もないのですよ。



かわいそうな関口は最後にどうなったのか触れられずにこの宴は幕を閉じる。どうやら、まだまだ続くようですね。

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絵本 草枕

2022-08-05 23:00:00 | 簡単レビュー
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに、人の世は住みにくい。

那古井館という宿に泊まったら客室にこの本が置いてあったので読んだ。そして妙に気に入ったので帰りにお土産に買ってきた。

画工(えかき)が旅先であった人々との交流を描いた作品で、特に那美(なみ)という若い女将との出会いが光っている。

まあ、そのうち小説も読もうと思うのです。

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三毛猫ホームズの推理

2022-08-05 20:13:00 | 簡単レビュー
とりあえず有名な作品なので読んでみた。読みやすい文体で最初はいい感じだと思ったが、警察の行動としてあり得ないことが続くのが読んでいてイマイチ。

刑事がいろんな捜査を一人で行ったり、犯人を脅して自白させたり、事件の関係者と事件の途中で個人的な関係を持ったり、凶悪犯や爆弾などの危険がある場所をそのまま放置したり、まあとにかくそんなバカな!って行動ばかりです。何というかストーリーが幼稚です。

登場する人や猫の雰囲気はよく、これは続きを読もうかと最初は思ったが、やっぱりこれはないかな。
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搭載‼︎人工知能 木村睦

2022-08-05 07:54:00 | 簡単レビュー
少しずつ読み進め1年くらいかけて読み終えました。

最初の方に出てきたニューロンとシナプスをモデルとしたAND回路やOR回路などによる「演習」でなんとなく分かった気になり、あとはひたすら突き進む感じで学習できました。

これまで人工知能というものがよく分かっていなかったのですが、この本を読んでそれなりに分かった気になりました。

科学発展を客観的な視点で捉えた文体と、ところどころに散りばめられたユーモアがとても良い感じでした。

これも一種の対称性の自発的破れでしょうか

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アイソパラメトリック

2022-08-05 06:36:00 | 簡単レビュー
写真集?超短編?

無意味な25の話と、適当に撮影された写真とそのタイトル。タイトルは森さんの(たぶん)好きな日本語と英語の組み合わせ。

そういう感じの本でした。森トーマが最後の方に登場していた。

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赤緑黒白(ネタバレあり)

2022-08-04 23:37:00 | 簡単レビュー
赤いペンキで塗られた赤井という男。犯人を捕まえて欲しいと保呂草に依頼した田口美登里さんは緑のペンキで塗られて死んでいた…。タイトルは珍しくストレートなもの。

この作品はVシリーズの最終作。第1作目で出てきた偽保呂草こと秋野もひさしぶりに登場し、正直よく分からないがとりあえず盛り上がっています。

最後に登場した春夏秋冬が妹だというキシオさん。よく分からんが、つまりこれは四季ですよね。

何故、各務亜樹良は保呂草と良好な関係になったのか。

分からないことだらけですし、解説は混乱させるだけです。

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