毎日適当

ガンプラを作って保存するためのブログです。映画を見たりアニメをみたりもしてたり。

四畳半神話大系

2024-08-23 23:25:00 | 簡単レビュー
「夜は短し」を先に読んだ。順番が逆の方がよかったのかもしれない。これは、京都の大学生の不毛で惰性的な日々を描いた4つの話が詰まった短編集である。または、日々の生活分岐の中でいろんな選択をして奇想天外な経験を経ても、結局は同じような結末にたどりついてしまう並行世界を描いたSFである。または、とにかく面白い文章がデジャブのように何度でも現れる青春小説である。それにしても、3つ目までを読んだ後の4つ目の話はあまりに予想外すぎる。とにもかくにもまたにも、お気に入りの一冊となったのである。
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あやかし修学旅行 名探偵夢水清志郎事件ノート9

2024-08-18 11:13:00 | 簡単レビュー
夢水清志郎事件ノートシリーズ第9弾は、前々から予告されてた修学旅行編です。まあいろんな謎が詰まった作品でしたが、それらの謎よりもみんなの青春が詰まったストーリーが単純に楽しい作品でした。
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トラペジウム

2024-08-16 11:57:00 | 簡単レビュー
特に乃木坂46の高山一実さんのファンでもないし、テレビなどで見たこともないのだが、手にとってみた。読みやすい文章と分かりやすいストーリー。でも、ちょっと違和感のある文章で、いまいち状況が分かりにくい描写が気になった。それだけにリアルにアイドルが書いた文章なのかって気がした。東ゆうという主人公と高山一実さんがどれくらい似ているのか気になりました。
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さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

2024-08-11 10:27:00 | 簡単レビュー
シリーズ4作目。ケイと春埼の語られていなかった過去が少しずつ紹介されている短編集。相麻菫が死んだ直後くらいの話を描いた表題作にはキットカット好きの女子高生が登場。アニメでもそうだったがクスッとくる。あと、ビー玉の中の女の子の話と、猫好きな野ノ尾盛夏と月に行った少年の話が収録。最も面白いのは「ある日の春埼さん」シリーズ(2つだけだが)。風邪をひいたケイの見舞いに行こうとする話と野ノ尾さんと友達になる話。両方ともよいです。最後のホワイトパズルは不思議な入れ替わり女子の話だったが、シリーズ外の作品のようでした。
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巴里マカロンの謎

2024-08-10 09:22:00 | 簡単レビュー
春、夏、秋ときて、当然次は冬のはずがこのタイトル。なんか、いいです。相変わらずどうでもいいような謎に真剣に取り込む姿に違和感を覚えるが、読み進めていくとそれに慣れてしまいあまり気にならなくなる。どうやら高校1年の秋から冬にかけての話らしい。新キャラ古城秋桜(コスモス)は4つのうち3つの話に出てきて、珍しく素直な女の子でした。その影響か、それこれまでに比べて小佐内さんも素直な様子が目立っていた。小鳩くんの小佐内さんに対する心の中のツッコミが楽しく、これまでよりも多くなっていると感じた。
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王妃マリー・アントワネット 下巻

2024-08-09 08:01:00 | 簡単レビュー
もう読んでいられないというくらいに国王一家は悲惨な運命に追い込まれていく。歴史上の史実と空想が見事な調和となって、物語は劇的に淡々と語られていく。何が史実で何が空想なのか分からないままに読んでいたが、物語の主軸としてはそんなことどうでもいい。つまりこの作品は、もしかしたらあり得たかもしれない裏話を史実に繋げて複雑なストーリーとして構築されたものであり、革命がどれほど意味があるのかまたは無意味なのかを読者に問う作品でもあるのでしょう。最後のフィクションと史実について簡素に記載された解説も秀逸でした。
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太陽の王ラムセス1

2024-08-07 07:22:00 | 簡単レビュー
エジプト古王国時代の紀元前1300年頃が物語の舞台だそうです。ラムセスが14歳のころから物語は始まり、摂政に選ばれてファラオである父セティ王から色々なことを学んでいく。父の最後の言葉。ファラオは孤独である。常に正しき道を選ばなければならない。セティ王の死でついに兄シェナルとの戦いになってしまうのか?という場面で第一巻は終わりでした。続きも楽しみです。有名人としてモーゼやホメロスも登場。どのくらい史実に基づいているのかは知りませんが、3300年も前に生きた歴史上の人々を身近に感じられるよい作品だと思います。
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ブラフマンの埋葬 小川洋子 (一部ネタバレあり)

2024-08-06 21:02:00 | 簡単レビュー
とても不思議で実体感のない話。主人公の「僕」の元にある日ブラフマンがやってきて一緒に過ごす一夏の夢みたいな話。とにかくブラフマンが最も謎だが、まあ人ではなく小さな動物のようです。<創作者の家>や森や泉や古代墓地が舞台だが、それがどこの国なのかも分からないし、時代もはっきりしない。ただなんとなく、ヨーロッパかどこかの外国のような雰囲気があるし、車が出てくるので、それほど大昔ではないようだ。「僕」はブラフマンをとても大切にしていたが、雑貨屋の娘の方がやっぱり優先。タイトルの通り淡々と物語は終わったのでした。
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いつも心に好奇心(ミステリー)

2024-08-04 15:20:00 | 簡単レビュー
怪盗クイーン初登場の話であり、夢水清志郎と共演の作品であり、RDとクイーンの出会いの話でもある。そりゃ読むしかないね。ちょっと切ない感じのストーリーでした。黒田という政府側の男がいて、これがまあ敵っぽい立場の登場人物なのだが、でもその立場も軽く書かれたりはしていません。「武器では見せかけの平和しかつくれませんよ」「見せかけの平和のほうが、戦争より数百倍ましさ」。何が大事なのかは、結局読む人それぞれに委ねられるしかないのでしょう。パスワード探偵団の方もすごく面白かったし、やっぱり切ないストーリーでした。
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怪盗クイーンの優雅な休暇

2024-08-03 16:54:00 | 簡単レビュー
クイーンシリーズ第2弾。今回はクイーンがわがままを言って休暇をとり、豪華客船ロイヤルサッチモ号で旅をする話。でも、まあ、最初の登場人物紹介をみるとまあただの休暇にはならないだろうとは予想がつく。グーコ王国の王女イルマ、豪華客船の旅企画者のサッチモ、国際刑事警察機構(ICPO)のジオットと助手の冥美、クイーンを付け狙う暗殺者集団「初楼」のメンバーたち。まあ、とにかくワクワクしますね。ジョーカーの過去、もう一人のイルマ。いい感じでした。
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