大倉草紙

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【島根】 松江郷土館(興雲閣)

2009年05月06日 20時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
12月29日(月)
当日の行程:(車) → 【松江郷土館】【松江城】【小泉八雲記念館】【松江の武家屋敷】【月山富田城跡】【足立美術館】【名和神社】 → 【元弘帝御着船所】 → 【後醍醐天皇御腰掛石】【白兎神社】【鳥取砂丘砂の美術館】 → (鳥取泊)


この建物は、山陰地方に明治天皇を迎えるため、明治36年(1903)に建てられた。
建築費用は13,489円。
今でいえば、どのくらいなのだろう?
完成後まもなく日露戦争が勃発し、天皇の行幸は実現しなかったが、その後、のちの大正天皇が皇太子時代に御宿所として使われたそうだ。
擬洋風建築で、木造白塗の壁に入母屋の瓦屋根がのっている。
建築当時は、「ロシア宮殿風」といわれていたとか。
ロシアでこんなにバルコニーが大きい宮殿ってあるんだろうか?
ロシア宮殿風、手打ち風うどん、手編み風セーター……「~風」って便利な言葉だ。
昭和48年(1973)からは、松江郷土館になっている。

歴史資料や伝統工芸品の展示も興味深かったが、「ホーランエンヤ」という船神事の模型や松江の伝統行事「鼕(どう)行列」で使われる鼕という大きな太鼓など、神事や祭りに関する展示がおもしろい。
鼕は叩いてみることもできる。
もちろん、鳴らしてみた。