興浜(おきのはま)で候 

興(こう)ちゃんの手掘り郷土史

金刀比羅神社 夏祭り 宵宮

2008年08月09日 | 金刀比羅神社

  夜の帳がおりた7時すぎより9時ごろまで、盆踊りが行なわれる。
いつの頃から盆踊りがはじまったかはわからないが、段文音頭を調べる限りではこの金刀比羅神社ができた頃にはこの時期になると踊っていたようだ。

 各種団体がたこ焼き・ビール・かき氷などの模擬店を出しているのは、平成になった頃からの事である。

  

 踊るのは播州段文音頭が主である。段文(だんもん)と皆が言っているが、調べてみると浄瑠璃や歌舞伎の台本からの「段物(だんもの)」を唄うことにより段文音頭と名付けられた。
 現在我々が踊っている唄の文句は現代調の七・五調となり、演じ物も浄瑠璃より脱し郷土歴史を広く紹介する為、播州の史実にもとずく物語りを新作として発表しているようだ。
 主として姫路市の南部、西部・太子町・たつの市など西播地方で発達した。歌は民謡調で踊りも軽く浴衣がけで誰でも飛び入り歓迎。段文音頭の全盛期は田植えが終れば次々と太鼓の響かぬ村は無く踊り明かした。