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[ツイッター詩148] (5月詩)

2024年05月02日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩148] (5月詩)


言葉が
何かを指示しよう
誰かに伝えよう
として〈像〉を目指す
ということがありそうだ

言葉が
心の内に湧くものの
姿形を捉えよう
として〈像〉を目指す
ということもありそうだ

たぶんそのことは
遙かな 遙かな
言葉のはじまり
ひとかたまりに溶け合った
場を反復している
時間の始まりの
ある場での実感から
来ているように感じる

パッと花火みたいに
打ち上がっていた記憶像
が衰えてしまった
しまった
(ええっと あれ あれは何だったかな
あれあれ・・・)
ぼんやりした像を頼りに
なかなか名前が指し示せない
ということがある
ここにも〈像〉を目指す
ことばの人の
小さな物語がありそうだ


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