覚書2020.8.31
政治には負の関心しか持たなかったわたしは、民主党政権の瓦解(がかい)から選挙に行き始めた。先の戦争責任者が滑り込んだ自民党の長い住民無視の村政治から、社会に風通しの良い開かれた政治が少しずつ始まるかと思えば、右往左往の泥船であった。
その後は、社会の空気は濁りっぱなし。ABE政権は今までになく総動員態勢で官僚やマスコミや司法を支配し、作為的な広告宣伝の権力網を築き、政治趣味オタクのネトウヨ、ネトウヨ評論家に守護されて、悪夢の社会の現実化を実行してきた。
家族や職場などの現実の小社会では生活の具体性が中心だから、私=国家!、私=ABE!、などと大声で叫んだら、病人じゃないかとドン引きだろうけど、SNSの仮想社会ではそうした〈ネトウヨ〉どもが繁茂している。早く元の社会の片隅に戻ってまじめに生活せよ。
わたしたちの本当の人間的な課題は、身近な家族や知り合いなどとのいい関係を築いていくことにこそあるのだから。政治や経済社会は、それらをスピード感ですり切らせたり、圧殺したりして精神の病気を増大させることにではなく、そこに良い風を送ることにしかないのだから。