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詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ 99-102

2024年09月14日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ



99
(いや ちょっとちがうかもしれない)
いつの時も いつもの顔の背では
少年は新たな現場に立っているのかもしれない



100
(少し風が出ているね)
迷いはあっても
前に進めばいい 必ずどこかの岸辺に出る



101
問題は力任せの大声でも
ゴシック文字でも
なく なくしたものをなくなく探せばいい



102
きみが足で踏み捨ててきたものたちが
道ばたに 静かに
きっと座り待っているだろうから