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詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ 95-98

2024年09月13日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ



95
小さな世界の小さな通りにも
人が感じ考え歩く定型
のような空気が積み重なって固くあり



96
ぴったりの服が窮屈でたまらない
少年たちが
ぶつぶつ言いながら通りを通っていく



97
意味がわからなくても唱えればいいんだよ
と押し押され教えられても
日々のお経を声に出して唱える気になれない



98
昔々我が国でお経が生み出され
新しく始まった
たぶん少年たちはそんな新たな現場の今に立っている


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