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 [ツイッター詩143] (12月詩)

2023年12月16日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩143] (12月詩)


同じ時代の同じ社会に存在していても
生きている小社会や家族や
違っている
違っていても
語らなくても
誰もがわかるものと
語られないと
意味不明のものがあり
同じ時代同じ社会に存在している

そうして わかるものもわからないものも
ともに揺らいでいる
(あらゆるものが 揺らいでいる)
感じに襲われる
(大きな 時の 曲がり角
を曲がっている 気配か これは・・・)

年齢や世代によって
見える言葉の風景は
同じもあれば 違いもあり
社会の層を流れている
その下の方では
またひとりひとり 違っている
ちがっているね
ひとりひとり
社会の結節や流れがどうあろうと
日々小さな火を点し続けている
(ああ 無数の微小な火たちが 見える)

社会は
上の方から あるいは街路から
(無意識的に あるいは意識的に)
バラバラを嫌い ひとりひとりを引き寄せ
中心を持とうとする
壮年にぴったりの言葉の衣装を身に着け
中心の流れを敷いていく
その流れの端の方を
少し遠慮気味に
子どもや老人たちの言葉が通って行く
(子どもらはわからないかもしれないが
いろんなものが大きく変わってしまい
時は「スピード感で」流れ続けている)


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