詩『言葉の街から』 対話シリーズ
1881
カチカチ山の向こうにも
こちらにも
もう一つのカチカチ物語がある
1882
価値がないと断罪する価値峠には
関所抜けの
反価値や無価値も通りすぎる
1883
価値峠の価値・反価値・無価値
をカチカチ鳴らしながら
価値と無縁に通りすぎる者がある
1884
ちょうど授業中の子どもの
想世界みたい
価値の部屋で価値を超えている
1885
価値峠の麓には価値にまみれて
行きつ戻りつ
「あどけない空の話」の足裏がある
1881
カチカチ山の向こうにも
こちらにも
もう一つのカチカチ物語がある
1882
価値がないと断罪する価値峠には
関所抜けの
反価値や無価値も通りすぎる
1883
価値峠の価値・反価値・無価値
をカチカチ鳴らしながら
価値と無縁に通りすぎる者がある
1884
ちょうど授業中の子どもの
想世界みたい
価値の部屋で価値を超えている
1885
価値峠の麓には価値にまみれて
行きつ戻りつ
「あどけない空の話」の足裏がある