回覧板

ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

 [ツイッター詩146] (3月詩)

2024年03月15日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩146] (3月詩)
 
 
日差しを浴びて
目をつぶると
(あかい あかいなあ)
手を日にかざしても
指間が薄赤い
(ふしぎだ)
こんなこと
何度かやったことがあるような
 
説明できる人にとっては
ふしぎでも何でもない
ことかもしれない
けれども
この世界には
ふしぎはなくならない
ような気がする
 
人は自然の内にあって
目覚めた存在だけど
人も自然の一部に過ぎないから
自然を知り尽くすことは
難しい
気がする
だから
ひとつのふしぎが自然になっても
また別のふしぎが湧いてくる
 
(ふしぎだ)
(ふしぎだね)
 
ほころび縫い合わせながら
日々の自然となった流れの中
人間界は急に泡立ちもするが
時には 自分の心身を解(ほど)いて
ふしぎに浸かることがある
 
(ふしぎだ)
(ふしぎだね)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿