最近のツイートや覚書など2023年1月 ②
2023/01/21
覚書2023.1.21
口や文字を通して言葉で表現しているのに、解説や批評(理解)が要るということは、自他ともにこの世界の渦中に存在する心というものを捉えるのが難しいということ、さらにその心から言葉への通路の把握が難しいということに起因しているのだろう。
この人と人や人とシステムや規範が関わり合う世界内存在の心は、素直でもあればひねくれもする作為を巡らせもする。さらに本人自身の無意識的なものもある。そうした錯綜から言葉の通路を通って言葉が放たれてくる。言葉は何かを指示しつつ同時に思いが込められている。解説や批評(理解)が呼ばれる所以である。
2023/01/22
副島隆彦「私はプーチンがウクライナで開戦し、感動した」…佐藤優と語る「ロシア側の見方」(ビジネス社 2022.11.14)より抜粋。ネットより。
副島:それはそうでしょうね。プロの商売人や経営者の世界でもそうです。同業者同士での騙し合いに負けたほうが悪いとなります。ただし私は、プーチンが欧米のディープステイトとはっきりと対決してウクライナで開戦してくれたから感動しました。この一点で、プーチンをすべて許すということです。大戦略、世界戦略論としては、これでいい。
ディープステイトとは、西側を500年前から支配してきた、頂点に隠れている人々のことです。はっきり書くと、ヨーロッパの王族や大貴族たちです。彼らは政治の表面には出てこない。特殊な人々だ。ヨーロッパ近代500年のあいだ、彼らが世界を支配してきた。現状は、それに対する戦いだと私は決めつけます。
佐藤:大きいところは、ディープステイトとの戦いに、ロシア全体が踏み切ったということですよ。さらにプーチンは、アメリカのネオコン勢力の影響をロシアとウクライナから一掃しようとしています。
佐藤優、副島隆彦、バッカじゃない!なにがディープステイトだ。先の大戦中の国家や戦争にイカレてしまったわが国の全知識層の所業と同じ。この戦争のせいで、双方の国の人々が逃げ惑ったり、殺されたりしているのに、国家間関係でしか世界を語れず、楽しそうに戦争を眺めているとは。
2023/01/23
「NHKラジオ第1「マイあさ!」で21日、つボイノリオの1975年の楽曲「金太の大冒険」がオンエアされ」たとのこと。この歌初めて知った。歌詞を見に行ったが、「きんたまけるな」というのにはTLで以前出会ったことがある。この列島の大昔からの大らかな性意識に連なるものの発現か。
2023/01/24
白川静bot@sizukashirakawa
この講話(文字講話)をやろうと提案したときには、私は八十八歳でした。主催の文字文化研究所の理事たちがみんな笑ってね、「大丈夫ですか」と(笑)。私は「これは神様に約束をするんで、あなたたちに約束するんではない。神様に約束すれば、神様はわかっていただける」と答えました。
定期的なその講話を編集した、平凡社の白川静『文字講話』ⅠからⅣは読んでいる。『続 文字講話』もある。すごい胆力だったと思う。
2023/01/25
坂口恭平note『生きのびるための事務』全12講を少しずつ読んで読み終えた。前回読んだ『お金の学校』もそうだったけど、事務やお金の話なんだけど、世間的な一般イメージの事務やお金ではない。人の存立(全存在)に関わる「事務」や「お金」というものが実感的にわかりやすく語られている。
2023/01/29
六草いちか著
『鴎外の恋 舞姫エリスの真実』、『それからのエリス』
森鴎外の作品『舞姫』に直接関わることではないが、作品の背景にある森鴎外の体験のひとつである。それを実証的にとことん追求している人がいるようだ。感心するが、その追求の熱情やモチーフは何だろうか。
青空文庫の森鴎外の作品を見ていたら、リルケの翻訳として「家常茶飯」という文章があった。家常茶飯とは、「家庭における日常の食事。転じて、あたりまえのこと。ありふれたこと。」とある。なぜその言葉に目が留まったかというと、岡井隆に歌集『家常茶飯』があったからだ。その言葉は初めて出会った。
2023/01/30
岡井隆bot@OkaiTakashi_bot
一所懸命雪にならうとしつつある雨といふ感じ 気に入つてるんだ/岡井隆『ヴォツェック/海と陸』
誰にもお気に入りの音やリズムや光景がありそうだ。単なる自然物の現象が、人間的な世界に引き寄せられている。あるいはその逆か。思えば、慈愛と猛威を併せ持つ自然(神)との対話(懇願や誓約や褒め讃え)から宗教や歌や踊りや詩や物語は始まってきたのだから。人の視線には自然は物を超えている。
今では遙かな自然(神)との対話は朽ち果てた遺跡のようになり、それらの神話は近代以降冷たい自然科学に取って代わられている現在、しかし、歌ではもはや神話は構成しないが今なおこんなにもfriendlyに感受される自然。
2023/01/31
ナショナルジオグラフィック
「最初期の銀河」が予想以上に多く見つかる、従来説を見直しか
ジェームズ・ウェップ宇宙望遠鏡が明らかにする初期宇宙、新たに浮上した謎
私たちは、時間的にはあんまり地域の違いを意識することなく同時性という世界に生きている。だから、「望遠鏡はタイムマシンのようなものだ。遠方の宇宙を見ることは、時間を大きくさかのぼることでもある。望遠鏡がとらえる光は、何百万年も何十億年も前の天体の輝きだ。」には、距離(空間)と時間とが渾然としていていつも目まいする。
同時性という世界といっても、A地点の現在αとB地点の現在βは、均質化された社会ゆえにたぶんα=βの似たような現在だろうなと想像しつつも、隔てられているから、徒歩や車等の交通機関を利用してある時間後に到達し、A地点にいた私はB地点の現在β'に出会う。それであんまり不都合や変に思ったりはしない。
現在では、科学技術や機器の発達のおかげで、例えばスマホの「ビデオ通話」などを介してA地点の現在αとB地点の現在βはα=βであるという同時性の仮象を互いに経験できるようになっている。
2023/01/21
覚書2023.1.21
口や文字を通して言葉で表現しているのに、解説や批評(理解)が要るということは、自他ともにこの世界の渦中に存在する心というものを捉えるのが難しいということ、さらにその心から言葉への通路の把握が難しいということに起因しているのだろう。
この人と人や人とシステムや規範が関わり合う世界内存在の心は、素直でもあればひねくれもする作為を巡らせもする。さらに本人自身の無意識的なものもある。そうした錯綜から言葉の通路を通って言葉が放たれてくる。言葉は何かを指示しつつ同時に思いが込められている。解説や批評(理解)が呼ばれる所以である。
2023/01/22
副島隆彦「私はプーチンがウクライナで開戦し、感動した」…佐藤優と語る「ロシア側の見方」(ビジネス社 2022.11.14)より抜粋。ネットより。
副島:それはそうでしょうね。プロの商売人や経営者の世界でもそうです。同業者同士での騙し合いに負けたほうが悪いとなります。ただし私は、プーチンが欧米のディープステイトとはっきりと対決してウクライナで開戦してくれたから感動しました。この一点で、プーチンをすべて許すということです。大戦略、世界戦略論としては、これでいい。
ディープステイトとは、西側を500年前から支配してきた、頂点に隠れている人々のことです。はっきり書くと、ヨーロッパの王族や大貴族たちです。彼らは政治の表面には出てこない。特殊な人々だ。ヨーロッパ近代500年のあいだ、彼らが世界を支配してきた。現状は、それに対する戦いだと私は決めつけます。
佐藤:大きいところは、ディープステイトとの戦いに、ロシア全体が踏み切ったということですよ。さらにプーチンは、アメリカのネオコン勢力の影響をロシアとウクライナから一掃しようとしています。
佐藤優、副島隆彦、バッカじゃない!なにがディープステイトだ。先の大戦中の国家や戦争にイカレてしまったわが国の全知識層の所業と同じ。この戦争のせいで、双方の国の人々が逃げ惑ったり、殺されたりしているのに、国家間関係でしか世界を語れず、楽しそうに戦争を眺めているとは。
2023/01/23
「NHKラジオ第1「マイあさ!」で21日、つボイノリオの1975年の楽曲「金太の大冒険」がオンエアされ」たとのこと。この歌初めて知った。歌詞を見に行ったが、「きんたまけるな」というのにはTLで以前出会ったことがある。この列島の大昔からの大らかな性意識に連なるものの発現か。
2023/01/24
白川静bot@sizukashirakawa
この講話(文字講話)をやろうと提案したときには、私は八十八歳でした。主催の文字文化研究所の理事たちがみんな笑ってね、「大丈夫ですか」と(笑)。私は「これは神様に約束をするんで、あなたたちに約束するんではない。神様に約束すれば、神様はわかっていただける」と答えました。
定期的なその講話を編集した、平凡社の白川静『文字講話』ⅠからⅣは読んでいる。『続 文字講話』もある。すごい胆力だったと思う。
2023/01/25
坂口恭平note『生きのびるための事務』全12講を少しずつ読んで読み終えた。前回読んだ『お金の学校』もそうだったけど、事務やお金の話なんだけど、世間的な一般イメージの事務やお金ではない。人の存立(全存在)に関わる「事務」や「お金」というものが実感的にわかりやすく語られている。
2023/01/29
六草いちか著
『鴎外の恋 舞姫エリスの真実』、『それからのエリス』
森鴎外の作品『舞姫』に直接関わることではないが、作品の背景にある森鴎外の体験のひとつである。それを実証的にとことん追求している人がいるようだ。感心するが、その追求の熱情やモチーフは何だろうか。
青空文庫の森鴎外の作品を見ていたら、リルケの翻訳として「家常茶飯」という文章があった。家常茶飯とは、「家庭における日常の食事。転じて、あたりまえのこと。ありふれたこと。」とある。なぜその言葉に目が留まったかというと、岡井隆に歌集『家常茶飯』があったからだ。その言葉は初めて出会った。
2023/01/30
岡井隆bot@OkaiTakashi_bot
一所懸命雪にならうとしつつある雨といふ感じ 気に入つてるんだ/岡井隆『ヴォツェック/海と陸』
誰にもお気に入りの音やリズムや光景がありそうだ。単なる自然物の現象が、人間的な世界に引き寄せられている。あるいはその逆か。思えば、慈愛と猛威を併せ持つ自然(神)との対話(懇願や誓約や褒め讃え)から宗教や歌や踊りや詩や物語は始まってきたのだから。人の視線には自然は物を超えている。
今では遙かな自然(神)との対話は朽ち果てた遺跡のようになり、それらの神話は近代以降冷たい自然科学に取って代わられている現在、しかし、歌ではもはや神話は構成しないが今なおこんなにもfriendlyに感受される自然。
2023/01/31
ナショナルジオグラフィック
「最初期の銀河」が予想以上に多く見つかる、従来説を見直しか
ジェームズ・ウェップ宇宙望遠鏡が明らかにする初期宇宙、新たに浮上した謎
私たちは、時間的にはあんまり地域の違いを意識することなく同時性という世界に生きている。だから、「望遠鏡はタイムマシンのようなものだ。遠方の宇宙を見ることは、時間を大きくさかのぼることでもある。望遠鏡がとらえる光は、何百万年も何十億年も前の天体の輝きだ。」には、距離(空間)と時間とが渾然としていていつも目まいする。
同時性という世界といっても、A地点の現在αとB地点の現在βは、均質化された社会ゆえにたぶんα=βの似たような現在だろうなと想像しつつも、隔てられているから、徒歩や車等の交通機関を利用してある時間後に到達し、A地点にいた私はB地点の現在β'に出会う。それであんまり不都合や変に思ったりはしない。
現在では、科学技術や機器の発達のおかげで、例えばスマホの「ビデオ通話」などを介してA地点の現在αとB地点の現在βはα=βであるという同時性の仮象を互いに経験できるようになっている。