☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

すごいぞ!和食器

2007年02月26日 | これ、美味いです!

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とうとう・・・。東京では、雪を目にすることなく、春を迎えそうな模様です。
しかしながら、2月は。仕事上、外せないイベントが続く時期でもありまして。
地球環境的には憂うる事態なのですが、正直、移動するのには助かりました。

その中の一つ。東京ドームで開催された、「テーブルウェア・フェスティバル
について、感想などをつらつらと。所により、くどくどと。お送りしたいと思います。

さて、今回で15周年を迎えるこのイベント。国内外の陶磁器メーカーによる
ブース展開、プロのテーブルデコレーターによるコーディネートと、各種イベント。
そして、業界最大規模のコンテストで、構成されています。

今年と言うより、ここ数年の傾向で。シンプルでモダンなセッティングが多いです。
料理をメインに考えれば、コレで正解!と、異論を差し挟む余地はないのですが。
思いっきりのフォーマル(お金かかりそう・・・。)とか、明るいポップ(入賞は出来ないかも・・・。)
なテーブルもあると楽しいかも?と、個人的には思いましたっ。

やはり、一番気合いが入っているのは、メーカーさんのブースセッティングです。
今回は、ロイヤルコペンハーゲンとガラス器メーカーの企画展が行われていました。

 中でも。ドイツのナハトマンはスタイリッシュで、磁器と合わせると映えそう。
 それから、北欧のコスタボタ。じっくり見たのは初めてですが、個性豊かな
 デザイナーさんが大勢いらっしゃるようで、贈り物に喜ばれそうな感じです。
 そして、小樽の北一硝子。細工が繊細で、お値段も手頃でした。

*会場内で撮影した写真は、許可なく掲載できません。気になった方はリンク先へ飛んで下さいね。*

実を言うと。私のお気に入りの洋食器メーカーが、出品していなかったせいか、
途中まで、テンションが下がり気味だったんです。が、じっくりと見て行くと、
今年は、和食器メーカーの頑張りに驚かされました。

 和食器というと・・・。作家さんの一点物の陶器で、欲しいけれどもー、高くて
 手が出ない・・・。それでもって、ため息。。というイメージがありましたが。

高価な作品の他に、コレは磁器なの?と見間違うような素材で、ハイセンス&
使い勝手のよさそうな器が、伝統のある窯元さんから、続々と生まれているでは
ありませんか!?しかも、無名の作家さんも積極的に起用しているとのこと。

 やる気を感じました。洋食のスタイリングに使いたいっ!と、思いました。
 これからは、和食器の動向から、目が離せそうもないですー!!!

などと。突然、会場で熱くなってしまい。。買い物する気はなかったくせにぃ。。
有田、土岐、そして多治見の、3ブースから、食器を買ってしまいました、とさ。
これ、どこに置けばいいのでしょうか?(←すでに、床が抜けそうです。ふぅ。)

なんだかんだ言って、テーブルウェアーバカな私。この病気、誰か治して下さい。

 今日の写真は、残り物で作った、きなこ&和栗ペーストロールです。
材料の配合は、目分量(つまり、テキトー)です。でも意外に美味しかったので、
写真に残しておく事にしました。お皿は、和食器のメーカーさんの物で~す。


細江英公 「プリント百花繚乱」レポート

2007年02月19日 | 展覧会な1日

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2/19更新と表示されていますが、2/20の午前4時頃更新しました!遅れてすみませ~ん!
見に来て下さった方。本当に申し訳なく・・・。ちょっと、遊びに出ておりましたです・・・。(詫。詫。)


もし、皆様の手元に。
本日までの会期で、閉館1時間前のチケットが2種類ある、とします。
1枚は、大好きな写真家の写真展。 他方は、お気に入りの画家の展覧会。
同じくらい見たいと思っている貴方は、どちらを選びますか?

私は迷わず、絵画展を選びます。(ぇ~。何かの心理テストではありません。)

理由は・・・。筆のタッチや絵具の質感、色の混ざり具合等。絵画表現の過程
はダイレクトであるのに対して、写真は、光画つまり、焼き付けによって間接的
に表現される技法であるため、作者の息吹が伝わりにくいからです。

しかし。現在、田町のフォト・ギャラリー・インターナショナルで開催されている、
『細江英公名作各種プリント百花繚乱』展は、間接技法であるプリントの魅力を、
色とりどりのワンピースを引き出しから取り出して見比べるように、私達の目の
前に提示してくれる意欲的な写真展と言えるでしょう。

展示は、大全紙密着に始まり、手刷りグラビア、ガムプリント、コロタイプ、
プラチナパラジウム、ゼラチンシルバー、デジタル・パピルス・ピグメントと。
普段目にする機会が少ないプリントの質感を十分に楽しめる内容になっています。

中でも、ダゲレオタイピストが撮影した「鎌鼬」は、銀板上に浮かび上がる作品
の幻想性。作品テーマとの絶妙なコントラスト。一見の価値ある美しさです。

恥ずかしながら、私自身は、ダゲレオタイプの撮影技法による作品を、実際に
観賞したのは今回が初めてですが。いつかこの技法に相応しい撮影を敢行
してみたいっ!と、(いつもながら、その場の思いつきで。)思いました。(笑)

さて、細江英公氏(以下敬称略)についても、少しだけ触れておきましょう。
細江英公は、日本の戦後写真史において、社会問題に題材を求めたリアリズム
写真の潮流に対して、独創性と芸術性の視点を投げかけた写真家です。

特に、舞踏家の土方巽をモデルに撮影された「鎌鼬」という作品群の中に、写真
でしか表現出来ない、見る者に訴えかける物とは何か?を、得るためのヒントが
散りばめられているように思えます。

 農村を疾走する土方の躍動感、異質な物に対峙する土地の人々の眼差し。
 そして何よりも、他に代え難い土方自身の存在。

これらは、作者自身がオリジナリティーに溢れるテーマを練り上げ、個性的な
モデルの内面から醸し出す空気とシンクロさせ、一瞬を写し撮った完成品です。

デジタル時代を迎え、写真とその他の芸術表現の境界が薄れた今日、そして未来。
商業分野、芸術分野にかかわらず、写真作品に力を与えられるかどうかは、写真家
自身の洞察力と探求心にかかっているのだと、先達に告げられている気がしてなり
ませんでした。(←つまり。根性入れないとー、カメラマンっ!と、言うことです。)

興味を持たれた方は、会期も残り少ない(詫。)ですが、ぜひ、お運び下さい。
(ちなみに・・・。「優れた写真は、どんな方法でプリントされようとも優れている。」という当たり前の図式が、
改めて体感できる写真展でも、ありました。・・・。)


細江英公 作品展
「細江英公 名作各種プリント百花繚乱」2007年1月10日(水)〜 2月28日(水)
                          * 日・祭日は休館のようです。


今日の写真はお休みです。さすがに、この話題で、自分の写真を出す根性が・・・。もっと精進しますー!。
↑根性なし=う、ううう。反省。↑

そして掟破りは、続く・・・!?

2007年02月12日 | 自己紹介&カテゴリー紹介

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あ、さて。唐突ですけれど。お知らせがありま~っす 

ブログ界に足を踏み入れて早幾月。この世界のことは、未だ藪の中ですが。
そんな私にも、暗黙のルールなるものが、朧気ながら見えて参りました。

ブログの掟  複数の話題は、読者を減らすのである!

最初に立ち読みした参考書にも、『内容は一つのジャンルに絞りましょう!』と、
書いてありましたし。最近立ち読みした(買わないわけね・・・。)、HowTo本の中にも、
『興味のない話題が多いブログは、読者が離れていってしまうのです。』 という
記述が、アンダーライン付きで強調されておりました。(ついでに、長文も×だそうです。)

          なるほどー。御説、ごもっともです!

まあ、そのぅ。確かに。『マニアの館へようこそ!』的なブログは楽しそーです
例えば、【パリーグ名選手列伝】とか、【私の好きな時代劇スター】とかのブログ
を運営すれば、毎日、多くの方と楽しい時間が過ごせそうです。【そば打ち王】の
ブログ、実は、かなりやってみたい。。。

しかし、私の本分は、写真修行。そう!このブログは、いわばイバラの道の記録
ここは、涙をのんで。読者がゼロになっても、修行日記を書き続ける覚悟です。
(ぁ。今、アクセスして下さる方の数が減っている訳ではなく。なぜか??増えてます!感謝いたします。)

 そういう事情ですので、遊びに来て下さった方々には、申し訳ございませんが。

とるてんの主張 イマイチの話題は、読み飛ばして頂きたく、
                        お願い申し上げます。


・・・・・・・・・・・・・   実は、ここまでが前置きでした。  ・・・・・・・・・・・・・


それでは。新しい(えっ!?)カテゴリーの紹介をさせて頂きま~す。 

スタイリング地獄っ : テーブルコーディネートに不可欠な食器、クロスetc.の話。

ごめんね、ESS。 : 英語を操り、異文化コミュニケーションを目指す汗と涙の話。

旅行けばー、浪花節 : とかく、おもしろ人間に遭遇してしまう、旅先でのお話し。

 という感じで。いつ出るか分かりませんが、新カテゴリー・スタートします~!
           よろしかったら、お付き合い下さい。

   単に、書きたい話題に当てはまるカテゴリーがなかっただけなんですけど  

今日の写真は、そろそろイチゴの季節なのでー。とは言っても・・・。普段は、
 ケーキをこういう風に撮ることは、滅多にありません。掟破りの写真ということで。
 モデルになってくれた、メグさんの衣装可愛すぎっ!イチゴが似合う女の子です。

友、遠方よりきたる

2007年02月05日 | 日々雑感

’あらた おん’のHPはこちら。

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* 写真展のお知らせ *
「東京写真学園」デジタル広告制作ゼミが、作品展『雑貨』を開催致します。
去年も盛況のようでしたが。今年は、少数精鋭で行くみたいですっ!よねっ?
<新宿ゴールデン街で2月一杯展示されます。ぜひ、お運び下さい。私も、楽しみに参りま~す!>
日程: 2007年2月1日(木)~2月28日(水)[日・祭日休] 時間: 18:00-24:00
場所: アガジベベー  (1F ShotBar 2F Gallery )  TEL(03)3205-8239
     東京都新宿区歌舞伎町1-1-6(新宿ゴールデン街まねき通り)
サイトは、こちらから。このサイト、かっこいいですよ!!さっすが、デジゼミ。
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早すぎる陽光をつれて、友人が南国から上京した。
お気に入りのクラシックコンサートを、観るためだという。

共に過ごした時間の長さではなく、共有した体験の印象深さでもなく。
無条件に心を開ける人が存在することの不思議、を感じながら、
帰省前の慌ただしい一時、再会する機会を得た。

聞けば、初めて会ってから3年(!?)の月日が流れたらしい。
退院直後のラッピングコンテスト。かすむ目の向こうに貴女がいて。
他流試合に臨む私に、隣のブースから丁寧なアドバイスを贈ってくれた。

変わらない、暖かい口調。柔らかな雰囲気を身にまとった人だ。
「頑張ることで、恩返しをしなくちゃ。」「技術を’あなたが’確立するのよ。」
そんなセリフも。貴女が言うと、胸にストンと落ちてしまうのは、なぜだろう。

他愛のない会話の中に織り込まれた、メッセージ。
”信念を装った頑迷さは、時に、視野を狭くするのだということ”を。
軽い驚きを覚えつつ、戒めとして、心に刻んでおくようにする。

見送りの後。踏み出した足取りが、やけに軽い。もしかして、これは魔法?
些細な屈託も、僅かに溜まった疲労も。きれいに、消え去ってしまっていた。
町並みが、1段露出オーバーに映るのは、日差しの反射のせいだけじゃない。

暦が一つ歩を進めて。状況は、目まぐるしく変化する。
流れの中に、たゆたうことなく。一瞬一瞬を、意識下にコントロールしながら。
今は、立ち止まらずに行ってみよう、と思う。

いつかまた、会いましょう!その時は、違う私に出会ってもらいます!?(笑)

今日の写真は、以前、バレンタイン用ラッピングの、サンプルに作った
ボンボンショコラとバチ・ディ・ダマです。チョコは少量だと調温管理が難しく。
大量に作って、ご来場頂いた友人・知人に、無理矢理押しつけた思い出が。
写真では見えませんけど、ホワイトチョコの中に、フランボワーズ・ガナッシュ
が入ってるンですよー。皆様、バレンタインのチョコは、お決まりですか?