☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

チャリティー写真展

2008年11月24日 | お知らせ&最新News

’あらた おん’のHPはこちら。ブログランキング・にほんブログ村へ

連休の最終日は、あいにくの雨模様でした。皆様、いかがお過ごしでしたか?
来月開催の【 写真家達によるチャリティー展 】に参加することになりました。
本日は、このチャリティー写真展について、詳細をお話させて下さい。



《 第12回 写真家達によるチャリティー展 》

会期 : 2008年12月12日(金)~12月15日(月)
時間 : 午前11時 ~ 午後8時 (最終日 午後2時まで)
場所 : 富士フィルムフォトサロン/東京  (六本木 東京ミッドタウン内)
      〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3 フジフィルムスクエア2F
       03(6271)3351

この写真展は、フォトボランティアジャパン基金が主催するチャリティー展です。
プロ写真家のオリジナルプリントを展示即売し、その収益を寄贈するものです。

フォトボランティアジャパン基金のこれまでの活動内容は、こちらから。そして、
今までの寄贈実績についての詳細は、こちらをご覧になってみて下さい。

 今回、私も微力ながら参加させて頂くことになりました。展示サイズは、
35㎝×35㎝の額に「六ッ切り」のカラー写真を2点ほど、出品しております。

お声をかけていただいたときの、「オリジナルプリント作品に思いを込めて。」
というフレーズに心を打たれまして 。被写体を、発砲スチロールと針金から
手作りしてみました。(←ある意味ピンセットとの闘い・・。被写体が出来るまでが長かった!?)
作者本人とは、似ても似つかない可愛い作風になっております。

プリントは、カラーネガフィルムの持っている広い階調を生かし、カラーバランス
に手を加えています。(普段は、あまり極端な色の動かし方はしないのですが。)
暗室で調整を考えている時間、ネガ特有の柔らかいトーンに出会えた瞬間。
作業中は、興味深い発見の連続で、本当に楽しかったです。。

写真プリントというと、何枚も同じ物が複製されるイメージがあると思いますが。
”追い焼き”、”焼き込み”、”コントラストの調整( カラープリントは調整が難しい ) ”や、
印画紙の種類、現像液や現像時間の調整等によって、同じ写真が二度とは
焼けないという不思議。それが、フィルムからのオリジナルプリントの特長です。

最近は、インクジェットプリンター用紙のバリエーションも増えて来ました。
デジタル時代の今、印画紙の質感と発色を見比べてみるのも面白いと思います。
又、パソコンのモニター越しに見える色の違いも楽しんでみてはいかがでしょうか。
特に、モノクロプリントが表現する立体感は、一見の価値があります。

私の写真はさておき。著名な先輩写真家が大勢参加されますので、卓越した技
を皆様に見て頂きたく。お時間がございましたら、是非お運び下さいますよう
心よりお願い申し上げます。
 
ここだけの話ですが・・・。クリスマスも間近に迫った時期でもありますので。
  自分へのプレゼントとして、狙っている作品があったりして。(内緒ですけど。

 なお、初日の12日は、会場であれこれお手伝いをさせて頂く予定です。
   ご来場下さいましたら、お気軽にお声をお掛け下さいませ。
 


奈良市写真美術館レポート

2008年11月17日 | 展覧会な1日

’あらた おん’のHPはこちら。ブログランキング・にほんブログ村へ

秋は、温かい色彩が街にあふれる季節ですね。
東京では、街路樹が、光のベールに衣替えをはじめたようです 。(早っ!)

さて、かれこれ1年近く前の話になりましょうか・・・。(遅っ!)
昨年の今頃、奈良方面を訪れたので、奈良市写真美術館に立ち寄りました。
本日は、そんな話をチラホラと。秋の夜長、お時間がある方、お付き合い下さい!

奈良市写真美術館は、市内循環バスに乗り、奈良公園を横目に眺めながら、
「破石町」で下車。閑静な住宅街を歩くこと10分、視界が開けた!と思った途端
に、目の前に現れます。(←つまり、道に迷ってたんですね。魔法のランプじゃあるまいし~。

ほど近くに新薬師寺があり、周囲の景観に調和するよう配慮されたのでしょうか?
1階のエントランスから中にはいると、展示スペースのほとんどが地下階に設定
されています。

この美術館は、写真家入江泰吉氏(以下敬称略)の8万点に及ぶ作品を所蔵して
おり、作品としてだけでなく、学術的資料としても貴重な入江の写真を、保存展示
し、広くその名を知られています。

入江泰吉は戦前大阪で写真店を営むも、戦災で消失。戦後は郷里の奈良に戻り、
その後半世紀に渡り一貫して、奈良大和路をテーマに撮影を行った写真家でした。
奈良公園で鹿の親子が寝そべったまま振り向く写真、目にされた方も多いのでは
ないでしょうか。(小学校でしたか?たしか、教科書に掲載されていると思うのですが・・・。)

入江の撮影スタイルは、『定点写真家』とも呼ばれ、同じ場所、同じ時間、季節
が変わっても、毎年毎月毎日、一つの風景を追ったと伝えられています。
大判カメラを担いで、大和路を撮る!?デジタルカメラ全盛の昨今、その様を想像
できる方も、少なくなってしまいました。(連続してシャッターは切れないです。機材重いです!)

大きなフォーマットで撮影された入江の写真は、大きなプリントに相応しい描写力
で、訪れる人を迎えてくれます。また、遠近感を意識した構図、伽藍越しの風景、
前景のぼけを生かした撮影法など、美術デザイン的な要素と写真機の構造特性を
組み合わせた表現は、後進の写真家に与えた影響の大きさを伺わせていました。

こうやって書いていきますと。例によって、写真理論の話が続くと思いますよね!
しかし、昨年、この美術館へ、「写真術を超えた何か?」を見にいったのです。

常日頃、自分でも撮影し、人が撮影した写真を見ていて。どうして、長い時間推敲
され、人の手によって生み出された絵画やその他の芸術作品のもつ力、独創性に、
写真作品は一向に及ばないのだろう?と考え続けてきました。

ある時、資料探しで偶然、入江の写真【斑鳩の里 落陽】を目にして、ジャンルを
超えて、人の心を掴む写真があるということに驚きを覚えたのです。すると無性に、
自分の目で、確かめに行ってみたくなったという訳なのです。(笑)

入江は、大和路とその地方にまつわる史実研究に余念がなく、先人の生きてきた
心情を風景の中に撮し込もうとしたようだ、と彼を語る本には書き記されています。

入江の心に映っていた物語をおもんばかる術はなくても、絵画よりも長い時間を
かけて対象と向き合い、描く様に写し止められた一瞬は、作品となって、対峙する
全ての人の足を、その場に釘付けにしていました。受け手に、その人なりの大和路
の物語を喚起しているようにも、思われました。

理屈抜きに美しい!もし機会がございましたら、そんな写真達に出会って下さい。

 この話の流れから、今日の私の写真はありませんっ!!
  以前、入江泰吉の写真が好きだ!というと、「それ、誰?」という答えが
  帰ってきたものでしたが・・。どうやら、テレビで取り上げられた様ですね。どんな
  番組だったのでしょうか?再放送はないの?ご存知の方がいらっしゃいましたら、
  教えて下さ~い!


お元気でしたか~?

2008年11月10日 | 日々雑感

’あらた おん’のHPはこちら。ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログのテンプレートを秋仕様に変更しながら、画面を開いてビックリ仰天!?
うっかり者の私です。(←他のブログにきてしまったぁ!と思いました。

   

さて、ご無沙汰しておりました。皆様、お元気でしたか?
例年ですと、忙しさのピークはもうちょっと前だったのですが、今年は雑誌の
お仕事をやらせて頂いたおかげで、年末進行という名の渦に~ (あれ~)

目の回るような毎日を送りまして、更新が出来ず申し訳ありませんでした

先週辺りから、こちらは納品が一山越えた感じで、ほっとしましたけれども。
これから。いわゆる修羅場を迎える、デザイナーさん!や、編集部の皆々様!
くれぐれもお体に気をつけて、今月を乗り切って下さい。気合いでっす

皆様が頑張っていらっしゃるのに。紅葉が見られなかったとか、日本シリーズ
がいつの間にやら終わってしまった( ライオンズおめでとう! )、だのと。
口に出したら、罰が当たります 。(←ワールドワイドに言ってるし・・・。

冗談はさておき。沢山の人の手で仕事が成立すると、改めて感じた秋でした。

今回、和洋中からパティスリーまで。様々な厨房にお邪魔させて頂きました。
繁忙期にもかかわらず、快く撮影にご協力下さった、シェフやスタッフの皆様方。
本当にありがとうございました 。目の覚めるようなプロの技を、間近で拝見し、
とってもワクワクしましたぁ。楽しかったです。

それから。私が撮影しやすいようにと、いつも心配りをして下さった編集者さん。
このような機会を与えて下さったクライアントの皆様に、心より感謝致します

正直。「カメラマンとして、必ず厨房へ戻っておいで。」と、送り出してもらった日。
実はー、よもや本当に戻れるなんて、思っていなかったんですよねー。(←お~い)
あの日、シェフとしたもう一つの約束 (内容は内緒。。) を守れるように、頑張ります!
昨日より今日、今日より明日。より良い写真が撮れるよう、精進しま~す

 今日の写真は、かなり前に撮影した写真で恐縮ですが。(はてさて、何年前か?)
   秋らしい雰囲気で生けたお花です。”ラウンド”という、フラワーアレンジメント
   では基本の形のお花の入れ方です。薔薇のような、華やか花材を使わない
   アレンジも、可愛くて好きで~す 。安いですし。←そ、そこなのね・・