☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

自分探し!?でしたか?

2006年04月24日 | 自己紹介&カテゴリー紹介
日頃の真面目な性格が災いして(何か、視線を感じる・・・。)、私の写真は破綻
がないといわれます。つまり、常識的&平凡で、つまらないという意味らしい。
あ、だからといって、別段、悩んだりはしてませんよ!

先日、修了した写真学校の受付で、写真展DMを見ました。作家さんの名前は、
『 白魚とうふ 』。この弾け方、素敵!見に行っちゃおうかと本気で思いました。
この突き抜け感。自分に足りないのは、こんな感じ?と、一瞬だけ考えました。

なにやら、謎かけみたいな出だしですが。今回はカメラマンネームのお話しです。

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さて、話は少しさかのぼり。実は私、1ヶ月以上前から、HPの作成を思い立ち、
四苦八苦している訳なのですが。どうにもこうにもなので、専門家のアドバイスを
いただきに、とあるプロラボを訪ねてゆきました。

レンタルサーバーのサイト名登録までサクサクと進み、(さすが「餅は餅屋」ですっ!)
自分の名前が入れられるというので、それじゃあ、「’おん あらた’をアルファベットで
お願いします!」と、元気よく申し上げました。が。。先生のタイプの手が止まり・・・。

「’おん’てONのことですか?」と、お聞きになるので、「ハイ。」と、これまた元気よく
答えました。以下、先生とのやりとり、一部始終です。

先生 :「あのぅ、あらたさん。オナラたさん(ONARATA)になっちゃいますけどっ?」
私 :「ああ、いいですよ!」 (←人の話を、よく聞いていません。)
先生 :「ええっ!もしかして、話のネタとかになるからですかぁ?」
私 :「そうですね????」 (←ことの重大さに、気がついていません。)
先生 :「もしかして、B型?いや、別にB型でも良いんですけどね・・・。」
私 :「いいえ。?????」 (←最後まで、理解せず。)

そのまま、サーバーに、カチャカチャと名前をURLとして登録して頂きました。

帰り道、つらつらと考えるに。駅のホームでやっと、先生の言わんとする事に気づき、
笑い崩れながら、しばらく立ち上がれない私でございました。(←3日笑い通し。)

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無意識とは言え、ひょんな事から、弾けるにも程があるだろ自分を、発見した私。
アーティスティックな写真撮影も、夢ではないかも知れません。

しかしながら、名前は必ず「知新 温(あらた おん)」の表記でなければならない。
と、確認した事も事実です。(先生、ありがとうございます。危ない所でした。)
もちろん、URLを登録し直していただいたことは、言うまでもありません。

☆今日の写真は、フランスのブルターニュ地方のお菓子『ファー・ブルトン』です。
生地の中に、ラム酒とレーズンを入れて焼き上げてみました。ココット型で焼いても
可愛いのですが、面倒だったので角型で焼いて切り分けました。モチモチした
食感が楽しいお菓子です。

海老の話。

2006年04月17日 | これ、美味いです!
突然ですが。動物愛護協会には入れてもらえそうもありません。
なぜと言うに。水族館で、活け作りを連想してしまうからです。
水槽の中を、鰹がキビキビ泳いできたひにゃあ、ワクワクしてしまいます。
早くも、初鰹が店頭にならび始めましたね。(早すぎっ!)

それはさておき、今日は海老のお話しです。

母に炊飯ジャーを投げられてから、TVの料理番組を師匠として、日夜
料理にいそしんでいた訳なのですが、独学では越えられない壁が。
そう、包丁技も目にまぶしい、日本料理の世界でございます。

そこで、和の心を学ぶべく、懐石料理教室の門を叩いたのでありました。
私、大学生の頃のことでございます。懐石の心は、おもてなしの心。
とある日、海老の椀盛りを実習致しました。

先生 : 「えー、今日はー、生きた海老を絞めてから、調理しますー。」
生徒 : 「いやー!」(あのー、お姉さん方、魚を平気でさばいてましたよね?)

先生 : 「絞める時は、一気に!苦しませると、味が落ちますヨー。」
生徒 : 「いや~っ!」(もしもし、あなごに、目打ちをかませてましたよね?)

大きいお姉さん方が渋ったので、私と先生で全卓分、海老を絞めました。

先生 : 「とるてんさん、ためらってはいけません。一気に折って。」
私  : 「さすがに、海老がビクッとなるのが、気分悪いです。」
先生 : 「おもてなしのためには、我慢。こうすると、鮮やかな発色で、甘い
      海老に仕上がるんですよ。後で、築地の海老塚でも拝んでおいて。」

調理修了。。試食。。。冷凍やスーパーの海老に比べて、その違いは歴然です。
お姉さん方 : 「いや~、おいしー。きれー。すごい技だわ!家でやりましょ!」

・・・・・。 この違いに、興味を持たれた方、ぜひ一度、お試し下さい。

さてさて。このブログを見てくださった方から、アドバイスを頂きました。
今回から、写真の解説を最後に、ひと言添えることにします。

☆今日の写真は、高田馬場にある松銀亭さんのお料理です。吟味した海老を
生きたまま、職人さんが串打ちをして、お客様にお出ししています。感じの良い
お店です。お店のWeb用写真撮影の際は、スタッフの方々にお世話になりました。
ご自分で海老を絞めるのは、ちょっと。という方は、こちらのお店へ!

アンリ・カルティエ=ブレッソン展レポート

2006年04月10日 | 展覧会な1日

皆様、お元気でしたか?とるてん☆です。先週は、仕事で関西方面に行っておりま
したので、大阪に立ち寄り、20世紀を代表する写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン展
を見て参りました。

実は、恥ずかしながら私。一昨年の訃報の際も、「誰ですか?その方は?」程度の
認識で、今回も何の予備知識もなく、会場に足を運んでしまった訳なのですが。

写真を見るなり、「なんじゃっ、こりゃあ~」(松田優作さん風)に
思わず叫んでしまいました。初めて、広重の浮世絵を見た時以来の衝撃で、
頭クラクラです。(えーと、浮世絵ファンです。)

会期が4/16日までで、申し訳ないのですが、写真が好きな方もそうでない方も
一見の価値ありです。「突然言われても、都合つかないわ~!」という方には、
朗報が。5月に渋谷でドキュメンタリー映画が上演されますので、ご安心下さい。
映画館で、お会い致しましょう。私は、確実に、参ります。

さて、写真をご覧になって頂ければ、能書きなんぞは不要なのですが、それでは
報告にならないので、ご興味のある方だけ、この続きをお読み下さい。(長いでーす。)

アンリ・カルティエ=ブレッソンは、報道写真家の草分け的存在と言われています
が、報道写真の、と言うよりはむしろ、写真表現の無限の可能性を感じさせて
くれる。そんな展覧会です。「写真を芸術にまで高めた。」と称されるのも、誇張
ではないなぁと思えます。(写真で、ここまでっ!)

作品は、センセーショナルな被写体を好んで選んでいるのでもなく、かと言って
センチメンタルでもない。なのに、見る者の心情に深い印象が残るのはなぜでしょう?

5月革命時、ソルボンヌの象徴的なカット。44年パリ解放時、機関銃の銃口に体を
向けて撮影したカット。ジャコメッテイの日常を切り取ったポートレイト等々。
そこには正に撮影者が写り込んでいるからです。

それでは、写真に写り込んだ、この強い存在感は、どこから来るのでしょう?

それは、的確なシャッターチャンス、練られたアングルや構図、造形的な感覚と
いった技術的な側面はもちろん。ブレッソンの内面的な要素が、大きなウエートを
占めているからなのでは、と考えさせられます。

撮影時の集中力、被写体に対する敬意と愛情、撮影意欲、そして、社会への深い
洞察力と問題意識。歴史の節目に、証言者となりうる現場にブレッソンが身を置い
ていたのは、単なる偶然ではないでしょう。 

「もはや、写真で表現したい、目新しい題材は、なくなってしまった。」と言われ
て久しい昨今ですが、それは、撮影者が自らのフィルターを磨いていないばかり
に、発見出来ないだけなのかも知れません。

「もっと、技術も教養も深めて、どこまでも写真の可能性を追求しておいで。」
と言われたような気がして、会場を後にしました。今よりずっと、写真が好きに
なれると思います。ブレッソンの公式HPは、こちらへ。

最後に。「凄いよ、大阪芸術大学。ありがとう!」と申し上げ、報告を終らせて
下さい。(本当に長っ!)こんな風に、写真文化を守り、育てていって下さいね。

ちなみに・・・。今回の図録、全441カットで、2千円なり。0が一つ足りない
かと思い、確認した私でした。

炊飯ジャー投げっ!

2006年04月03日 | これ、美味いです!
あ、どうも、とるてん☆です。今日から本格的に日記、スタートさせてみました。
あ、さて。私は、お菓子を作るのも食べるのも好きですが
お料理全般、メチャクチャ好きです。みそ、梅干し、豆腐、そば打ちにまで
手を出しました。(カレーのスパイス調合は、ハマリますよ!)
しか~し、そこに至る道のりには、衝撃プロローグが隠されていたのです。
忘れもしない、とある秋の夕べ。私、小学校3年生の時の出来事でございました。
突然、大音響と共に、私の目の前を、炊飯ジャーがビューンと飛んでいきました。
ホカホカご飯もろとも、庭に落下でございます。そこで、母上がひと言!

『どうしてっ!お母さんだけが料理をしなきゃ、いけないの!』
静まる食卓。固まる父、姉、私。。。西部劇のような風が吹き抜けてゆきました。

要するに、ぶっち切れでございます。フルタイムで働いていたので、限界だったと思われます。
「巨人の星」のアキ子姉さんは、大変だったとお察し申し上げます。(マンガですからっ!)
   それを受けて、条件反射で、私が答えたセリフ、。。。
 『私に、任せろっ!』 ですから・・。この状況では、これ以外答えようがないと思われ。

   以来、私の料理人生の幕開け、となるのでありました。
       が、そのお話しは、また別の機会に。

しかし、何ですね。子供というのは、時間が自由に使える特権階級なのでした。
楽しい遊び感覚で、料理やお菓子を作っていけたこと、それが現在の仕事に繋がっ
てしまったことを考えるに付け、不思議な気がしないでもない、のでありました。
(で、結局どっちなんだ?)

お子様にお手伝いをさせたいと考えている、お父様&お母様。一度、炊飯ジャーを
投げてみられたらいかがでしょうかっ!(冗談です。)ただし、くれぐれも、貴重品を
避け、けが人のないよう私有地で行われること、ご配慮下さい。(ジョークです。
言うまでもなく、炊飯ジャーは、確実に壊れます。(くどいようですが、ギャクですから。
本当にやらないで下さいネー。

ちなみに。その後、私以外の家族全員、料理が全く出来なくなったことは、
言うまでもありません。。まあ、家事というものは、手が空いた人が
何かしらやっておけば、良いとは思いますけども・・・。

追伸 : 母上が、この記事を目にしないことを祈ります。
     ま、PC使えないから、大丈夫でしょう。

カテゴリーのご紹介。

2006年04月02日 | 自己紹介&カテゴリー紹介
の前に、お知らせしておきます

このブログは、毎週月曜日更新でいってみま~す。

なぜ月曜かというと、それは今日が日曜だからでっす。
(お知らせは、不定期で入れますね。)

ちなみに、本屋さんで”ブログとは、どういう物なの?”といった
参考書を立ち読みしましたところ、

1. 出来るだけ毎日更新しましょう!:う、すみません、とりあえず週1で。
2. 記事は、簡潔明瞭に書きましょう!:うう、実は、私の文章、長~いんです。
3. 内容は一つのジャンルに絞りましょう!:う~ん、幾つものブログを運営できる訳はなく。
・・・と、書かれておりましたが、全くの掟破りで、しばらくお願い致します。

 それでは、カテゴリーの内容を紹介させて下さい。

お菓子大好き : お菓子にまつわる、あんな事こんな事を、熱く語ります。

続・PCマスターへの道 : デジカメ、周辺機、携帯に至るまで、機械との格闘の記録。

新・アナログ紀行 : 銀塩写真、モノクロ、針穴カメラなど、愛を持って考察します。

熱闘・花時間 : 独学アレンジからの脱却を目指して、スクールに潜入。卒業やいかに!?

写真で食う、とは・・・。 : 仕事としての写真&写真に対しての思い入れを表明しますっ!

これ、うまっ! : っと、岸田今日子さん風に言っちゃうような、美味しい物を紹介しま~す。

クラフト中毒 : こちょこちょと手作業することが、だ~い好きな皆様っ!ご一緒に。

展覧会な1日 : とかく最終日に駆け込みがちな展覧会のレポート。友人の個展告知も。

 という感じで、明日からスタートします。よろしかったら、お付き合い下さい。