GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

ジョン・レノンも愛したホテル「万平ホテル」☆

2010-05-31 19:34:53 | Weblog
今回は「万平ホテル」について。
軽井沢にある老舗ホテルで、軽井沢万平ホテルとも呼ばれています。
 
 
万平ホテルの前身となる旅籠「亀屋」が開業したのは、明和元年(1764年)。
その後、明治19年(1886年)に、イギリスの気候・建物と雰囲気が似ている軽井沢
避暑地として高く評価し、後に軽井沢を日本の代表的な避暑地として世界に向けて紹介した聖公会宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー等の影響を受け、当時の亀屋の主人であった佐藤万平(初代)は、外国人に応対する技術や生活習慣を学び、それを反映させる形で明治27年(1894年)に「亀屋ホテル」として開業しました。
現在はこの明治27年が万平ホテル創業と位置付けがされているようです。
 
万平ホテルは、軽井沢の歴史と共に歩んできたホテルであり、また多くの人に愛されてきたホテルです。
例えば、ジョン・レノン
1975年から79年まで毎年、避暑のために長期滞在していたそうで、彼が泊まっていたアルプス館128号はファンとしては1度は泊まってみたいといわれる部屋なんだそうです。 
また、ホテル1階にあるカフェテラスでは、ジョンが好物であるロイヤルミルクティーを注文したら、当時メニューになかったために、ジョン自身が作り方を直伝したと言われるロイヤルミルクティーが今でも「John's favorite royal milktea」として存在しています。
 
今回カフェテラスに立ち寄ってきたのですが、不覚にも普通のコーヒーを頼んでしまいました・・・今度はロイヤルミルクティーにしてみようっと♪
   
 

この万平ホテルは、実に趣きがあります。
 
 
木造建築、天井の低さから感じる、どこか懐かしいようなあたたかみのある雰囲気が、このホテルにはあります。
創業116年、クラシカルなこの空間をぜひお楽しみください^^
 
tomo

「囲碁」始めましたっっ♪

2010-05-28 18:59:58 | Weblog
最近、「囲碁」を始めました^^
将棋はうったことがあったのですが、囲碁はルールも何もわからない全くの初心者・・・。
どちらかというと敬遠していた競技ではありましたが、始めてみるとなんとも面白い!

興味をもったポイントはいくつかあります。
19×19の格子の中のどこにうってもいいという、「自由」さとそこから生じる難しさ。
相手の手を読みながら自分の手を考え進めていくという「読み」の難しさ。
確実な陣地を求める実利重視か、それとも将来とれる陣地を考えた厚み重視かの「戦略」を練る難しさ。
一部だけではなく、全体を見ないとうてない「視野を広くもつ」ことの難しさ。
そして、長時間にわたる「集中力を保つ」ことの難しさ。

「難しさ」で括っていますが、その「難しさ」がなんとも心地良いものです♪
分からないことだらけですが、分かった瞬間、「なるほど!そうすればいいんだ!」とすごくすっきりします^^

ちなみに、囲碁は特に右脳を使う競技なのだそうです。
そのため、囲碁は右脳を刺激し、判断力を高め、ストレス解消に効果があることを医学的にも既に認められているのだとか。
とっても体に良い競技ですね☆

手談」の古称を持つ囲碁。
うちながら、まるで相手と対話しているようです。
「わたしはここにうちます。あなたはどこにうちますか?」そんな見えない会話が石を置きながら繰り広げられます。

強くなると、五手先、七手先・・・と読んでいくことができるようです。
創造力、判断力が磨かれていくことで、どんどんと腕をあげていくことができるのだと思います。

最後に、囲碁の一喜一憂しを表現している清少納言の枕草子」をご紹介します。
例えば、枕草子「したり顔なるもの」の段には、「碁を打つ時に欲張りな相手が、自分の石が危険だと気がつかないで、稼いでいる時に、相手が予想しなかった眼形つぶしにより大石を取り上げた時の嬉しさは格別。ただの勝ちより誇らしく、笑ってしまう。」。
また堺本枕草子「あへなきもの」の段では、「相手の石が死んでいるのに、上手ぶって置いた手が間違っていて、相手が生きて、自分の石が死んでしまった時の気持ちといったら・・・。」
清少納言や同時期の紫式部は囲碁がかなり上手だったと言われています^^この文章を書いている様子から清少納言が囲碁好きなのが十分伝わってきますよね。

囲碁は面白いです♪
ぜひ楽しみながら、少しずつでも上達していけるように学んでいきたいと思います^^
囲碁人口は減少してきていると言われますが、ぜひみなさまも始めてみませんか?^^♪

tomo

この場所便利です☆「TRIBEKS」!

2010-05-27 19:42:14 | Weblog

今回ご紹介するのは、新宿にあるレストラン「TRIBEKS(トライベックス)」です。
小田急ホテルセンチュリーサザンタワーの20階に入っているお店です。

   ←お店入り口

このお店のオススメポイントはなんといっても、立地条件
小田急ホテルセンチュリーサザンタワーは新宿駅から高島屋や東急ハンズに出た方面、サザンテラスのクリスピークリーム・ドーナツの店舗すぐ近くに位置しています。
以前ですと、新宿駅南口を出て、甲州街道を渡るという行程が必要でしたが、今やサザンテラス口が出来たため、改札を出てすぐホテルを確認することができます!便利♪
また、なんといっても20階!新宿の街を見渡すことができる眺望が良いです。

  
今回訪れたのは夜。窓側の席であったこと、かつ、空気が澄んでいたため、きれいな夜景を見ることができました。東京タワーまでくっきり見えます。

店内は、テーブルの配置等がかなりゆったりとしたスペースとなっています。
お料理は、カジュアルフレンチ。プリフィクスディナーコースにしていましたが、これが思った以上のボリュームでびっくりしました。
カジュアル過ぎず、フォーマル過ぎずの雰囲気は使い勝手が良さそうです。特に女の子会におすすめかな^^

余談ですが、このホテルからの夜景はお化粧室やエレベーターからも堪能できます。
特にお化粧室は、高島屋側がざっくりと一面ガラス張りとなっており、視界も広く見渡すことができます。
景色がきれいに見えるお化粧室といえば、日本橋にあるマンダリンオリエンタルホテルがありますね♪あそこの眺めもきれいです♪

使い勝手の良い、好立地のレストラン「TRIBEKS」。
全ての席から景色を楽しめるわけではないので、せっかくなら窓側を予約していくのが良いかもしれません☆

tomo


何も着手に年齢の早い晩いは問題にならないby吉田松陰

2010-05-26 18:39:00 | Weblog
今回は吉田松陰について。
吉田松陰といえば、幕末から明治維新にかけて活躍した武士であり、思想家であり、教育者です。

今でもなお受け継がれる彼の言葉は多くの人に影響を与えています。
先日の経済フォーラムにおいて、中條氏も吉田松陰を取り上げられていました。
そんな吉田松陰。実は29歳で生涯の幕を閉じているってご存知ですか??

29歳・・・

その短い生涯にして、木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文などの偉人を育て上げた偉業もさることながら、自らも己の精神を貫いています。

    「国家とともに」という志がないならば、人ではないのである

国を批判するばかりではなく、良い国となるように自ら行動している吉田松陰ならではの言葉です。

    人を観察するのは、その人の目によってするのである。胸のなかが正しいか、正しくないかは、ひとみがはっきりしているか、暗いかによってわかるものである

これはとても納得がいきます。目は人の心を本当によくうつすと思います。
話す時は目を見る・・・とはいいますが、それは正しいと思います。目の輝きや目の動きをとっても、非常によく表れるからです。
ただし、一番大切なのは、自分の心の目を養うことにあるとも思います。人を見極めるためには、判別できる目を持たないとできませんもんね。


今のわたしとほぼ変わらない年までに吉田松陰は多くのことを残しました。
今のわたしには何ができるのか・・・

   悔いるよりも、今日直ちに決意して、仕事を始め技術をためすべきである。何も着手に年齢の早い晩いは問題にならない

この言葉を素直に受け止め、取り組んでいければと改めて思いました。
 
 
tomo

日本史上屈指の戦国武将☆立花宗茂!

2010-05-25 19:03:28 | Weblog

今回は、日本史上屈指の戦国武将「立花 宗茂」の話。

戦国武将の中でも、わたしが特に興味惹かれるのは、忠や義に厚い武将です☆
立花宗茂もその1人。
幕末の館林藩士・岡谷繁実がまとめた『名将言行録』には宗茂のことがこう書かれています。

人となり温純寛厚。徳ありて驕らず。功ありて誇らず。人を用ふる、己に由る。善に従ふ。流るるが如し。奸臣を遠ざけ、奢侈を禁じ、民に撫するに恩を以てし、士を励ますに、義を以てす。故に士、皆之が用たるを楽しめり。其兵を用ふるや、奇正天性に出づ、故に攻めれば必ず取り、戦へば必ず勝てり

(温純、寛厚で人徳があって驕ることがない。功があっても自慢することがない。人を使うのも、おのれの意にしたがってしかも自然である。善にしたがうこと、あたかも自然の流れのようである。佞人を避けて遠ざけ、奢侈を禁じ、民に対しては撫するように恩を与え、士を励ますには義をもってした。そのため士はみな、宗茂の役にたつことをしようと楽しみにした。その用兵ぶりは、奇襲といい正面攻撃といい、いずれも天性の妙を発揮した。ゆえに、攻むれば必ず取り、戦えば必ず勝利を得た。)


立花宗茂は豊臣秀吉からも徳川家康からも高く評価された人物で、関が原の戦いでは西軍につき敗将となりながらも、大名として復帰を果たしている稀有な存在です。

豊臣秀吉からは、宗茂19歳にして「その忠義も武勇も九州随一、九州の逸物」、「東に本多忠勝という天下無双の大将がいるように、西には立花宗茂という天下無双の大将がいる」と評されました。
徳川家康は、関が原の戦いにおいて宗茂を非常に恐れていました。(実際宗茂は関が原に間に合うことができず家康を安心させました。もし、立花軍が関が原に布陣していたら、日本の歴史が大きく変わっていたのではないかとさえいわれています。)
家康は、宗茂の剛勇を惜しむ加藤清正や前田利家による彼の名誉回復を望む声に応え、彼らの好意を得ること、また、彼の才能を知っているがゆえに豊臣側に再度つかれることになれば手強い相手になることを重々承知していたため、宗茂を家臣としたかったわけです。
宗茂の忠義心を手に入れたかったこともあるかもしれません。
頑固者といわれる徳川家康に重宝され信用された武将は少ないのではないでしょうか。それだけ宗茂の魅力がすばらしかったといえるのでしょう。


宗茂の人柄は軍法についてからもうかがい知ることができます。

「戦は兵数の多少ではない。兵の和があれば勝利は得られ、和の根本は日頃の慈愛にある」
「特別に何流の軍法を使うわけではない。常に兵士に対してえこひいきせず、慈悲を与え、国法に触れた者はその法によって対処する。したがって戦に臨むとみな一命をなげうって力戦してくれ、それがみな拙者の功になる。その他によい方法はない」
「大将がいかに采配をとって、ただ“進め”とか“死ね”とか言ってみても、そのような下知に従う者はいない。常々上は下を子のごとく情をかけ、下は上を親のように思うように人を使えば、下知をしなくとも思い通りに動くものだ」

味方から愛され、友から愛され、敵からも愛された立花宗茂。
戦の才はもちろんのこと、その人柄あっての人徳といえると思います。
「義」に厚い武将、立花宗茂。ぜひぜひご注目ください^^
tomo


「ざる蕎麦」と「盛り蕎麦」の違いってご存知ですか?☆

2010-05-24 20:28:31 | Weblog
今回ご紹介するのは、蕎麦屋「かぎもとや 中軽井沢本店」です。
我が家では軽井沢へ行くと、「かぎもとや」のお蕎麦を食べに行くのが恒例です♪
 
  
「かぎもとや」は明治3年創業の老舗で、多くの著名人・有名人にも愛されているお店です。
吉川英治氏をはじめ、渥美清氏、石原裕次郎氏、佐藤栄作元首相、そして、昭和天皇皇后両陛下も訪れていらっしゃいます。
 
さて、こちらのお蕎麦はというと、いわゆる田舎そば。
座っている席からも、蕎麦を打っている様子を見ることができ、打ちたて、茹でたてをいただいていることを実感できます。お蕎麦はやっぱり挽きたて、打ちたて、茹でたてがおいしいっていいますもんね♪
麺はもっちりとした食感。
麺の太さがバラバラであることでつゆもしっかり絡んでまたおいしい。(お蕎麦自体の味を消してはいけないので、つゆのつけ過ぎには注意です☆)
つゆは甘め。添えられている大根おろしで味を引き締めることができます。
そばと一緒に出されるキャベツの浅漬けの塩っけもまた合います^^
 
 
ちなみに、「ざる蕎麦」と「盛り蕎麦」の違いってご存知ですか?
 
決して盛られている器が「ざる」と「せいろ」の違いというわけではありません。
ズバリ、お蕎麦の上に、「海苔」がかかっているかいないかの違いなんですよ!!
海苔のかかったものを「ざる蕎麦」、かかっていないものを「盛り蕎麦」と呼び区別しています。
 
つまり、この写真は・・・
  
 
 ざる蕎麦です!!大ざるを注文♪けっこうボリュームがあります^^
 
 
軽井沢の有名な蕎麦屋さんの1つ、「かぎもとや」。
わたしにとっては小さな頃から行っているお店なので、これからも通う大切にしたい味です^^
 
tomo

おでんの街、銀座☆「田中」へ行く!

2010-05-21 19:39:36 | Weblog
今回は銀座にあるおでん屋さん「田中」のご紹介。
「やす幸」や「お多幸」などの老舗をはじめとした、名店がひしめき合う街、銀座。
ご存知ですか?実は銀座は「おでん」が有名な街でもあるんですよ^^
 
おでんといっても、やっぱり銀座。気軽に入りにくそう・・・そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが今回ご紹介する「おでん季節料理 田中」です。
店主の田中さんは、「やす幸」に長くいらした方で、「やす幸」の味をくんだ上品で味わいのあるおでんとなっています。
塩味のおでんで、出汁の見た目は透明に近い澄んだ色ですが、食べてみるとしっかりと味がついています。
一通りの具をいただいた後に、店主のおすすめとして今が旬の「ホワイトアスパラ」を出してくださいました。
ホワイトアスパラがおでんの具!?珍しいので、一体どうなるのかなぁと覗いていたら、すでに下ごしらえされたホワイトアスパラを出汁に軽くつけるくらい。
食感としては、シャキシャキとした歯ごたえがあり、味もホワイトアスパラを柔らかめに茹でたときのような独特なクセもなく、おいしい!
これはハマルかも♪
 
店主の田中さんが終始ニコニコ接してくださり、とても居心地の良い雰囲気です。
お店に伺った時、外国人のお客様がいらっしゃいました。後で、田中さんからお伺いしたところ、オーストラリア人の方だったらしく、なんでもオ-ストラリアの旅雑誌でこのお店が紹介されたのだとか。紹介されてからオーストラリア人のお客様がよくいらっしゃるようになったんだそうです^^世界で愛される「田中のおでん」です♪
 
気さくな店主の田中さんに会いにまた行きたいなぁと思う、そんなお店です^^
ぜひみなさまも「塩味おでん」お試しになってみてください☆
 
tomo

中條高徳氏が語る☆「企業再生の道」!

2010-05-20 18:40:16 | Weblog
日本経済復活への道」と題した経済フォーラムに行ってきました。
 
基調講演とパネルディスカッションの2部構成となっており、下記の方が出演されました。

 【基調講演】 
 中條 高徳氏(アサヒビール㈱名誉顧問)

 【パネルディスカッション】 
 コーディネーター:田原 総一朗氏
 パネリスト:  近藤 洋介氏(民主党 経済産業大臣政務官)
          平 将明氏(自由民主党 経済産業部会部会長)
         勝間 和代氏(経済評論家)
         堀江 貴文氏(ホリエモン。ライブドア元代表取締役社長CEO) 
   

話を聞いてみたい方々だったので、とても良い機会となりました。

その中から、中條高徳氏の話をご紹介したいと思います。
        
中條氏は現在アサヒビール㈱名誉顧問。常務取締役営業本部長となった昭和61年に「アサヒビール生まれ変わり戦略」を企画立案、スーパードライの導入を含めた現場指揮をとり当時デッドラインと言われていた10%を下回るシェアであったアサヒビールの企業再生を成功させた方です。

アサヒビールといえば、昨年もキリンビールとデッドヒートしていましたね。
アサヒビールが2001年から8年連続首位、9年ぶりにキリンビールが首位に返り咲いたというニュースが流れたかと思いきや、今年頭の確定値では出荷量はキリンが首位だが、販売数量はアサヒが首位という異例の展開が発表されていました。

そんな首位争いを繰り広げているアサヒビールではありますが、かつてわずか9.6%のシェアしか無かったことをみなさまご存知でしょうか。
 
アサヒビールの前進である大日本麦酒は国内75%のシェアを取っていましたが、戦後、ビールという平和産業にもかかわらず75%という圧倒的シェアをもつがゆえに占領軍の懸念材料とされた大日本麦酒は、37.4%を朝日麦酒(アサヒビール)、残りを日本麦酒(現在のサッポロビール)と二分割にされてしまいました。
それによりそれまで圧倒的シェアを誇っていたはずが、25%のキリンビールに大敗を余儀なくされるようになり、アサヒビールのシェアはわずか9.6%に落ち込んでしまいました。
この事実は、旧大日本麦酒の社員にとって、大きな挫折となったようです。
「もう、ダメだ・・・」「諦めよう・・・」

ハーバード大学の権威たちも言いました。
「トップのキリンビールが60%を占めている状況で、2位以下は絶対にキリンに勝てない」と。
「絶対」・・・。後々に物事に絶対などないということが証明されるとはハーバード大学の権威たちでさえ予測もつかなかったでしょう。

そして、その時は来ました。
皆がもうダメだと「ふてくされている」中、「開き直った」1人の人物、中條氏によって立ち上げられた「アサヒビール生まれ変わり戦略」、スーパードライにより見事大逆転!
アサヒビールの企業再生を成功させ、一躍トップ企業へ復活しました!

中條氏は、兵法について説かれます。
例えば、「兵法とは、ベクトル合わせの学問である」。組織を動かすには、経営者が「夢」を持ちそこに全社がベクトルを合わせなければならない、それを可能にするのは指導者の信念の強さであるということ。リーダーは決断のためにいるともおっしゃていました。
また、「最後は開き直りが大切」。「もうダメだ・・・」とふてくされる行為と、「仕方ないじゃないか」と開き直る行為とは紙一重だとおっしゃいます。「挫折は失敗の母」として、「挫折」を知ることで生かせることがあるとし、また、「ピンチをチャンスに置き換える性格のない者は指揮官の座を去れ」とまで明言されています。
ちなみに、「挫折」を自ら進んでする必要はなく、例えば中條氏の聞いたお話や、本からでも、第三者の挫折体験を疑似体験とし、意識して取り入れようとすることが大切だそうです。

最後に、ローマ帝国等の大国はなぜ滅んでしまったのか。
あれほど栄えた国であっても滅んでしまった・・・なぜか。滅ぶには共通点があるようです。
1. 理想(夢)を失った民族
2. 全ての価値をモノに捉え、心の価値を失った民族
3. 自分の国の歴史を忘れた民族

夢を示すことの大切さは先ほど兵法で出しましたが、3.の自国の歴史という観点も非常に大事なところであると感じます。
歴史から学ぶことは失敗例も成功例も含めて非常に多いものです。
先人がすでに試していることはぜひ取り入れるべきであり、またその史実についてそこで起こりえた意義を考える必要もあります。
歴史がなければ今のこの日本は存在せず、自分も存在していないことを理解しておく必要があります。

このお話に学ぶべきことが多々ありました。
「日本の未来は君たち青年にかかっている!」、そうまとめられる中條氏のお話に身が引き締まる思いがしました☆
 
tomo

「Luna Regalo(ルナ リガーロ)」へ行くっ☆

2010-05-19 17:34:16 | Weblog

Luna Regalo(ルナ リガーロ)」、それはサーカスと一流シェフによる料理がコラボした新しい形のエンタテインメント・ショーです☆
現在、東京・日比谷パティオ特設会場にて開催されています。

「Luna Regalo(ルナ リガーロ)」とは、イタリア語で「月からの贈り物」という意味。
月を題材としたパフォーマンスと料理が提供されます。
パフォーマンスを担当するのはロシアの「グレート・モスクワ・サーカス」。決して広くないその会場の真ん中のステージで空中パフォーマンスが繰り広げられます。
料理を担当するのは、1stステージ、2stステージで変わりますが、わたしの行った1stステージでは、料理の鉄人で活躍されていた坂井宏行氏をはじめとして、ヒロ山田氏、菰田欣也氏、柿沢安那氏の4名
2stステージでは、落合務氏、陳建一氏、脇屋友詞氏、辻口博啓氏といった面々。豪華ですね~♪

  ←会場内

パフォーマンスと料理は1つおきに繰り広げられます。
料理は4名の料理人により、1番目の月、2番目の月、3番目の月、4番目の月として提供されます。パフォーマンス、料理、パフォーマンス、料理・・・と交互です。

まず、パフォーマンスの感想。
広くはない会場のため、パフォーマンスを近くで見ることができ、迫力十分です。
機敏さと力強さを感じる、そんなパフォーマンスでした。
ただ、わたしは、シルク・ドゥ・ソレイユの華麗さに魅了されている1人なので、少し物足りない感はありました。。。

料理の感想。
どれもが月にインスピレーションを受け作られた料理ですが、それぞれが全く異なる表現をしている点が非常に印象的でした。

  ←満月のイメージ

  ←三日月の形をしたパイが添えられています

  ←三日月の形をしたパイナップル・ジンジャーゼリーが添えられています

中でも、ヒロ山田氏の料理「ローマで見た月 2色のリゾットとトリュフの香り」がイメージにしっくりと合い良かったです。

   ←プロデュース:ヒロ山田
カリカリとした食感のリゾットとチーズの風味、さらに上に乗るフォアグラの入ったレバーペーストのムースと、トリュフの風味も、味に統一感がありおいしかったです。

パフォーマンスを楽しみながら、料理を楽しみという新しいコンセプトをもつこのエンターテイメントショー。
4月29日(木)から5月30日(日)までプレビュー公演が行われ、6月1日(火)より本公演(8月1日まで)が開催されています。
足を運ばれてみてはいかがでしょうか^^

tomo


着物と用途の大事な関係☆

2010-05-18 17:34:35 | Weblog
今回は「着物」の話。
着付けを習うようになって、早半年。「着物」の奥深さを目の当たりにしています。
着物って難しい><・・・でもおもしろいです☆
着物の種類は、格付けによるもの、模様付けによるもの、素材によるものなどで大きく分けられます。
季節や場所、用途によって着れる着物が大きく変わります。
これを理解するのが最近のわたしの課題です。

季節別の場合、大きく分けて3種類:
袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)があります。
袷は10月~5月上旬。裏地のついている着物です。
単衣は5月下旬~6月。表地は袷と同じものですが、裏地がついておらず1枚仕立ての着物です。この時期の単を特に「夏単衣」といいます。
薄物は7月~8月。「絽(ろ)」「紗(しゃ)」「麻(あさ)」「羅(ら)」「レース」などの透ける素材の着物です。涼しげですね^^
そして、9月は単です。この時期の単は「秋単衣」といいます。

これが1年のサイクルとなります。
着物の場合は、少し先取りくらいがお洒落と言われているので、早め早めに衣替えすることが大切です。
非常に細かな区切りで使い分けされているように見えますが、その時期の気候に合った着物であるといえ、心地良く過ごすための習慣といえると思います。

季節をクリアしたら次に格を確認します。
いつでもどこでもどれを着ても良いというわけではないのは、洋服でも一緒ですね。
カジュアル、セミフォーマル、フォーマルといった使い分けが着物にももちろんあるわけです。
振袖、留袖、付け下げ、色無地、小紋など多々あるあります。
その中の格といえば、例えば、留袖は格式を重んじる場合に装う着物、小紋は外出着から街着まで個性にあわせて気軽に楽しんで装える着物といったものになります。
その格と用途のバランスを上手くとって使用することが大切な要素となります。

最近では、街中でも着物を着ていらっしゃる方に目がいくようになり、着物・帯と関心をもって見ています。
非常に勉強になります。わたしも組み合わせが上手にできるようになれたらいいなぁ。
がんばります!
 
tomo