GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

「囲碁」始めましたっっ♪

2010-05-28 18:59:58 | Weblog
最近、「囲碁」を始めました^^
将棋はうったことがあったのですが、囲碁はルールも何もわからない全くの初心者・・・。
どちらかというと敬遠していた競技ではありましたが、始めてみるとなんとも面白い!

興味をもったポイントはいくつかあります。
19×19の格子の中のどこにうってもいいという、「自由」さとそこから生じる難しさ。
相手の手を読みながら自分の手を考え進めていくという「読み」の難しさ。
確実な陣地を求める実利重視か、それとも将来とれる陣地を考えた厚み重視かの「戦略」を練る難しさ。
一部だけではなく、全体を見ないとうてない「視野を広くもつ」ことの難しさ。
そして、長時間にわたる「集中力を保つ」ことの難しさ。

「難しさ」で括っていますが、その「難しさ」がなんとも心地良いものです♪
分からないことだらけですが、分かった瞬間、「なるほど!そうすればいいんだ!」とすごくすっきりします^^

ちなみに、囲碁は特に右脳を使う競技なのだそうです。
そのため、囲碁は右脳を刺激し、判断力を高め、ストレス解消に効果があることを医学的にも既に認められているのだとか。
とっても体に良い競技ですね☆

手談」の古称を持つ囲碁。
うちながら、まるで相手と対話しているようです。
「わたしはここにうちます。あなたはどこにうちますか?」そんな見えない会話が石を置きながら繰り広げられます。

強くなると、五手先、七手先・・・と読んでいくことができるようです。
創造力、判断力が磨かれていくことで、どんどんと腕をあげていくことができるのだと思います。

最後に、囲碁の一喜一憂しを表現している清少納言の枕草子」をご紹介します。
例えば、枕草子「したり顔なるもの」の段には、「碁を打つ時に欲張りな相手が、自分の石が危険だと気がつかないで、稼いでいる時に、相手が予想しなかった眼形つぶしにより大石を取り上げた時の嬉しさは格別。ただの勝ちより誇らしく、笑ってしまう。」。
また堺本枕草子「あへなきもの」の段では、「相手の石が死んでいるのに、上手ぶって置いた手が間違っていて、相手が生きて、自分の石が死んでしまった時の気持ちといったら・・・。」
清少納言や同時期の紫式部は囲碁がかなり上手だったと言われています^^この文章を書いている様子から清少納言が囲碁好きなのが十分伝わってきますよね。

囲碁は面白いです♪
ぜひ楽しみながら、少しずつでも上達していけるように学んでいきたいと思います^^
囲碁人口は減少してきていると言われますが、ぜひみなさまも始めてみませんか?^^♪

tomo