今週はベトナム特集と思っていましたが今日は急遽変更です^^;
なぜなら、この3連休の19日が「土用丑の日」であることに気づいたから!
せっかくなら調査しませんとっ♪
というわけで、今回は「土用丑の日」についてです。
「土用丑の日」というと、夏バテ防止に元気をつけるためにうなぎを食べるといったイメージがあります。
では、なんで土用丑の日にうなぎを食べるようになったのでしょう???
【土用とは】
「土用」とは、元々は土旺用事(どおうようじ)と言ったものが省略されたものです。
現在、土用というと夏の暑い時期の土用だけを指すようになってしまいましたが、実際には、土用は立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことを指すため、年に4回、日数にして、18×4の72日間あることになります。その中の丑の日(十二支を1日ごとに割り当てていくので12日毎に1度回ってくる日)を「土用の丑の日」と呼びます。
年によっては土用の期間に丑の日が2回くることもあるんですよ。
土用が生まれた理由には五行説(ごぎょうせつ)という古代中国で生まれた思想が関係しています。
五行説は大昔の科学仮説とでも言うもので、この世のあらゆるものは全てが木火土金水の五つの要素の組み合わせで成り立つという考えです。
それは物質だけでなく、季節をも当てはめようとしたところ、
春は木(植物)が盛んに伸びる季節。
夏は火のように暑い季節。
秋は金属のように冷えてゆく季節。
冬は水のように冷えきって停滞する季節。
春-木 、夏-火 、秋-金、冬-水、?-土
と「土」が余ってしまったのです。
そこで、「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」と考え、各季節の最後の18~19日を「土用」としました。
(これで1年の日数が均等に五行に割り振られたことになります。)
ちょっと無理があるような。。。
【なぜ、うなぎ??】
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏バテをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。
今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけを作った人として名前があがるのが幕末の万能学者として有名な平賀源内。
商売がうまく行かないうなぎ屋から、夏に売れないうなぎの売り方を源内に相談に行ったところ、源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めました。すると、物知りとして有名な源内の言うことならということで、そのうなぎ屋は大変繁盛。
その後、他のうなぎ屋も真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したといわれています。
源内が参考にした民間伝承は、『丑の日の「う」からこの日に「うのつくもの」を食べると病気にならない』と言うものなので、正直「う」が食べ物ならなんでもいいのではないかとも思われますが、そもそもうなぎは奈良時代頃から精のつく食べ物として有名でしたし、また、「うし」の文字がうなぎのにょろにょろ具合を連想させたためとも言われています!
ちなみに、土用の迷信として、土用の期間は「土の気」が強く働く期間のため、土用の期間は土公神(土気の化身)が支配する期間なので、
土をいじること、掘り返すこと、井戸掘りすること、竈の修造、基礎工事、柱立てなど
は土公神を害することとなって禍をうけると考えており、この時期にそうした行為を行うことがタブーとなりました。
建築業界には影響を与えるタブーですね。。
土用丑の日にうなぎを食べる理由がわかったところでお店のご紹介。
実はわたしもまだ行ったことがないのですが、おいしいと評判のお店、「安斎」。
行ったことのある知人からもおすすめされているお店です^^
お店は中央線荻窪駅から徒歩5分ほどのところに位置しており、西東京のうなぎ屋ではダントツNo.1の知名度を誇ります。
興味津々っ♪行かれたことのある方ご感想お待ちしてます♪
みなさま、7月19日土用丑の日にうなぎを食べて夏バテを吹っ飛ばして元気になりましょ~!!!
tomo