4月から毎朝JRで通勤していますが、以前使っていた私鉄に比べ車内が荒いのです。
4月からの新社会人、新入生など満員電車が初めての方で乗り方の慣れない方が多いこの時期だということを差し引いても殺伐としています。
私は東京生まれなので、あーちょっとこの路線は荒いなぁで済んでいますが、この春に地方から来た人はびっくりしてGW明けには5月病になってしまうのではと心配です。
さて新宿区の耐震診断を行う当社ですが、知人の設計事務所で大掛かりな耐震改修工事を行うとのことで土曜日見学に伺いました。
個人宅なので外観の写真を載せられませんが、某下町の二軒長屋の片側を改修。
隣と壁は共有していますので所有区分の境界は壁の真ん中。
屋根の小屋裏は隣とつながっています。
天井裏の壁が上まで完全には立ち上がっていないのでここだけ見ると銭湯のよう。
「そろそろ上がるよ」と声をかけると返事が返ってきそうな勢いです。
今回の改修依頼主はこの家の前を毎日通っていた方。
空き家だったところを買われ、新しくリノベーションして住みたいとのことで、今住んでいるか方の改修依頼ではありません。
隣どうしこんなに近くて、隣人同士のトラブルも懸念されるのに抵抗がないなんて、やっぱり下町の方の人柄なんでしょうか。
ごちゃごちゃしていても暖かい。
街並み全体で人間関係の何かを許してくれる雰囲気がありました。
地方から来られた諸君、殺伐とした満員電車だけが東京ではないのであしからず。
通りがかりの猫なお店。
眺めていたら店主?が出てきて歩いて行きました。 了
今野