今日で5月も最後・・・明日から6月になりますね。
6月1日というと、衣替えの日。
「衣替え」は実は日本特有の習慣だということをご存じですか??
世界共通であるものかと思い込んでいましたが、確かに四季がはっきりしているからこそ存在する習慣ですね。
「衣替え」は6月1日と10月1日。
そもそも衣替えは平安時代の宮中行事からはじまり、旧暦4月1および10月1日に夏服と冬服を着替えることが定められました。それが、江戸時代になると着物の種類が増えたことにより旧暦4月1日~5月4日、5月5日~8月末日、9月1日~9月8日、9月9日~翌年3月末日の年4回となりました。
明治時代に入り、明治6年1月1日より新暦(太陽暦)が採用され、太陽暦6月1日~9月30日が夏服、10月1日から翌年5月31日が冬服と定められました。これが一般的に広まり、現在の習慣となっています。
洋服ではわかりにくい習慣かもしれませんが、和服ではその習慣がしっかりと守られており、10月~5月は裏地のある着物である袷(あわせ) ですが、6月~9月は夏使用(6月が単衣、7月~8月が薄物、9月が単衣)を用います。
こうみると、日本独特の習慣といわれるのも納得がいきます。
最近では地球温暖化などで気温に大きく影響を与えています。
5月でも7月のような気温である日があったり、衣替えが6月1日という認識はあやふやになってきているように思います。
きっちり6月1日にする必要はないと思いますが、季節がはっきりしている日本ならではの気候にあわせて、生活のリズムを作ることはぜひ続けていきたい大切な習慣だと感じました。
本格的な夏に向けて、洋服も気分も準備を開始しましょ~!!
tomo