劇団四季ミュージカル『アンデルセン』を見てきました♪
『アンデルセン』ってあのアンデルセン？？？アンデルセンが書いたお話ではなくて、アンデルセン自体のお話なの？？と、最初はどんなお話になるのかな？？と疑問でいっぱいでした。
それで、どんなお話かといいますと、アンデルセンのお話がどういう状況で生まれたのか・・・というものです♪
アンデルセン、本名ハンス・クリスチャン・アンデルセンはデンマークの代表的な童話作家・詩人です。
デンマークの緑豊かな町、オーデンス。そこで一番の靴職人であるハンスは、物語の語りの名人でもありました。
こどもたちに慕われ、こどもたちは授業の時間も忘れてハンスの話を聞いてしまうため、とうとうハンスは校長先生やこども達の親に町を追い出されることになっていまいました。
そしてハンスを決意します！向かうはコペンハーゲン！！
そんなコペンハーゲンでなんとも美しい女性マダム・ドーロに一目ぼれ。バレエ団のプリマである彼女には実はバレエ団の演出家でありトップダンサーである夫、ニールスがいました。。。
ある日、ニールスとドーロの喧嘩を目撃したハンスは、自分が彼女を救わなければと、自分の気持ちを伝えるためにドーロに物語を贈ります。
そう、それが『人魚姫』。
コペンハーゲンでもこどもたちに大人気のハンス。
そんなこどもたちの1人ラースが、病気で髪を剃ったことで他のこどもたちにからかわれていることを知ります。
ハンスはラースが元気を取り戻せるようにあるお話を語り聞かせます。
それが、『みにくいアヒルの子』でした。
実はこのことがきっかけとなりハンスは作家となり、その名が世間に轟くことになりました。
作品上では、アンデルセンの書いた物語がちょいちょいと上手く練りこまれながら登場してきます。
そうだ、これもアンデルセン！あれもアンデルセン！！といったように、小さなころから知っているお話ばかり。
まさか『人魚姫』がこんな風に出来上がったとは夢にも思っていませんでしたが。
一目ぼれした彼女を慕い、気持ちを込めた物語・・・でも、この話って、最後人魚姫報われませんよね・・・ん？それでいいのハンス！？最初から報われない恋だと分かっていたの！？切ない。。。
そうそう、この『人魚姫』は実は2幕目の半分ほどを使い、バレエが展開されます。
これはとっても美しいです☆
華麗で優雅で、軽やかで華やか。
そして、踊りもさることながら、深海の魚たちの着ぐるみ・・・おもしろすぎです！すごくリアル！そこがまたおもしろくて・・・
この『人魚姫』のシーンだけでも十分に楽しめます。
有名になったハンスはオーデンスにも凱旋♪
そして、デンマークの王様からも『童話の王様』の称号を授与されたのでした＾＾
アンデルセンってこんな人だったのね！ととても興味をもてるようになりました。
また、その物語が生まれた背景を知るというのは非常におもしろいことだと思いました。
実は靴職人ではなかったや、一目ぼれの相手はオペラ歌手だったなど、事実は実は劇とは少し異なっているところがあるようなので、そこを知るのもまたおもしろいですね。
アンデルセンの物語、ぜひこれからもこどもたちの心を豊かにするものとして読み聞かせ伝えていけたらいいと思います。
tomo
