

土曜日の夜の<女三人会>に参加した娘も日曜日の朝食後、車で帰っていった。
そんな日の午後はそふぁ~で音楽を聴きながらテーブルクロスを編んでいた。
ともすれば眠くなってもおかしくない時間なんだけど、目の前のベランダの
丸いテーブルに用意した蜜柑にメジロがずっととまって啄ばんでいる姿が
見られるので、静かに動かないようにしながら楽しんでいた。

そして、今日は曇り空から雨が落ちてきた夕方まで、
ひよどりが飛んでこないのをよいことに、ベランダ二ヶ所にわけて置いた
蜜柑を自由に飛び渡りながら啄ばんでいる。
よく見ていると、ひよどりの邪魔がなければほとんどベランダで過ごしている。

リビングを動くときの私は静かに刺激しないように移動したりしては、
レース編みの手をときどきやすめては、
<もしかして、チミくんなのかしら>と話かけていた。
もう何年になるのだろうか、我が家で数年飼っていたメジロが里山に飛んでいった
ことがあり、それ以来、もしや!と思って置いている蜜柑にこの時期
飛んできては啄ばんでくれるようになったので、はじめて番で来てくれたときは
<あ~、お嫁さんを見せにきてくれたわ!!>と喜んだものでした。
今年はまだ一羽で飛んできています。
昨日も今日も私の姿は見えているでしょうが、逃げもせず、長いときは
一時間ぐらいはあちこちと動きながら遊んでいます。
夕方近くから降ってきた雨や霧で見通しが悪くなっても森に戻っていくことも
ないのが気がかりで仕方がなかったのです。
<ほらほら、目が見えなくなる前に帰りなさい>と呟いている私でした。
明日は南風が強く吹くとか、テーブル、椅子は動かないように端に寄せて
おきましたし、サラダ用プランターは部屋に避難させました。
蜜柑を置く台も取り込み、明日は置けるのかしら、と、案じています。