最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

知っておこう! 歯を抜くときの最良な方法

2011-04-01 11:36:13 | Weblog
知っておこう!歯を抜くときの最良な方法。

歯を抜くのって、いやですよね。歯科医の私でも、正直、抜かれるも、抜くのも嫌なんです。
でも、大きな虫歯や歯槽膿漏で、一生懸命頑張っても、抜かざる得ない事もあります。特に前歯だったりすると、見栄えも悪いので、本当に困りますよ。

じつは、今の歯科医学はすごく進歩していて、抜歯したその日に、インプラントも入れることが事もできるし、綺麗な仮歯だって入れて帰る事も出来るのです。
この患者さんは、前歯が折れてしまって、どうしても抜歯が必要でした。しかし、とくに若い女性にとっては、歯が抜けたままだったり、見栄えの悪い仮歯では可哀そうです。

そのようなときには、この写真のように非常にいい方法があります。
1、 歯を抜いた後、周囲の骨や歯肉が痩せないような特殊なスポンジのような薬を用います。
2、 髪の毛より細い、溶ける糸(すっごく細く、透明な糸)で丁寧に縫合します。
3、 仮歯を用意しておいて、強力な接着剤で止めるのです。
4、 噛み合わせを考えて、力が掛かっても、外れないような細工をしておきます。

出来れば、歯を抜く前に前もって、型取りした模型から、歯を抜いた状況を想定して仮歯を作っておくのが最良な方法です。
このような仮歯では、食事程度で仮歯が取れる事は無いので、安心してお食事や生活をしていただけます。
そして、この方法だと、歯を抜いた後、骨が痩せたり、歯肉が凹む事も防止できるのです。

ちょっとの違いが大切です。

歯科医の先生へ
無論、オベイドにするのか、骨補填剤を使うのかは診断が重要です。裏側のウィングはバイトを考慮して作っておきます。このケースではファイバーで補強して作りました。
糸は、80の吸収性で補填剤の上にコラーゲン製剤を乗せています。

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