最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

CT(コンピューター断層撮影)と3Dイメージって

2005-10-15 21:58:05 | Weblog
このブログは歯科医の友人にも読まれている(患者さんより歯科医師の読者の方が多いかなあ)。
「先生のブログ!勉強になるよね」とかお世辞でも言われると嬉しいしものなのです。「3Dイメージって何処で頼めるのですか」という質問を2,3受けたので‘3Dイメージ’を含めCT(断層撮影)について簡単に説明してみましょうね。

一般的にレントゲンでは一方向からの画像診断しかできませんよね。お口の中、全体を撮影したものを‘パノラマレントゲン’っていいます。1歯とか2歯の小さなレントゲンを‘デンタルレントゲン’。で、これらは唇側とか頬側(正面)から撮影します。
これに対し、CT(コンピューター断層撮影)では‘輪切り状’と言うと判りやすいですか?歯の断面やアゴの断面を3方向(上から、横からも)からの画像としても見ることができ、なおかつ1mmの精度(実寸)で診断できるものなのです。
つまり、アゴの厚みや神経までの距離を正確に計ったり、インプラント手術に対して骨の幅を正確に把握することができるもので、‘安全’には必要かつ欠かせないものなのです。
このCTの3方向からの画像を立体的(3次元)にグラフィック処理したものが、上記の写真(3Dイメージ画像)です。

ご覧のように、従来のレントゲンと全く違うでしょ! 歯を失っている骨の陥凹の状態や歯を支えている骨の状態が、まさに‘手に取るように‘判るでしょ。でも、チョッと怖い?
僕も初めて見たとき、チョット怖かったですよ。しかし!!!
~ 骨の移植の時に、どんな状況(感じ)で骨が陥凹してるのか、その時に、どれくらいの骨量が必要なのか? ~
~ 患者さんに骨の溶けている状況を、しっかり受け止めてほしいけど、なかなかご理解頂けない ~
~ 手術での治療診断や術式の検討 ~ 等を含め、医師そして、治療を受ける‘患者さん自身’に大きな安心と安全をもたらすものなのです。

PS 当院では最新鋭CTを完備したhttp://www.medicalscanning.net/
メデキャルスキャニング渋谷と医院提携を行い最良の医療を目指しています。

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