え・いが ほん え・ほん

本や映画や海外ドラマの好きな私。その感想などを中心に書いてゆくつもりです。
子供に読んであげた絵本も紹介してゆきます。

ホテル・ルワンダ

2007-07-01 00:37:56 | 洋画
★ホテル・ルワンダ☆  ドン・チードル  ソフィー・オコネドー

 1994年、ルワンダ。フツ族とツチ族の内戦の和平交渉がまとまりかけた時・・・
悲劇は起きた。大統領は暗殺され、住民への虐殺が始まったのだ。
ホテルミル・コリンの支配人ポール(ドン)は、フツ族だったが、
妻タチアナ(ソフィー)はツチ族だった。なんとかホテルへとかくまったものの、
一応の安全地帯であったホテルに、次々と人々が流入してくる。
国連軍は常駐していたものの、民兵に対し、攻撃することはかなわず、
また援軍も見送られた。
ルワンダは世界から見捨てられたのだ・・・
食料調達に出向いた帰り、ポールが見たものは、累々と横たわる死体。
ホテルに戻ったポールはタチアナに、約束をさせた。
ここが襲われたら、屋上に行き、子供を抱いて飛び降りろ、と・・・

恥ずかしながら、このルワンダの大量虐殺事件、知りませんでした・・・
この事件で100万人以上の人間が殺されたそうです。
仮にこの事件を知っていたとしても、実際の状況っていうのは、
きっと想像できてなかったと思います。
死者100万人と言われても、その数字に驚きはするものの、
それだけだったと思います。
でもこの映画を見て、その残虐ぶりがどのようなものだったのかを目の当たりにし、
憤り、悲しみ、そして何も知らなかった自分を恥じます。
この世に人がいる限り、争いはなくならないと思うけど、
世界が平和でありますように、と願わずにはいられない映画でした。


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