レッドゾーン（下）

★レッドゾーン☆　　真山　仁

　上海の買収王賀一華のアカマ自動車に対するＴＯＢ戦略は
手段を選ばなくなってきた。
社長古屋は翻弄される。
さらにアカマ自動車東京支店長の政界工作、故人となった創業者一族の暴露写真を
たてに社長辞任も迫ってくる。
その裏には、副社長太一郎と賀が手を結ぶ、という事態も起こる。
しばらく静観し、中国での情報収集を行っていた鷲津だが、
満を持して、ホワイトナイトとして、アカマ自動車救済に乗り出す。
鷲津はあらゆることを想定し、それに応じた準備を万端にし、防衛をはかる。
その功あって、賀は手を引く。
が、鷲津の師匠であり、今は引退したアルが、アカマを買収すると宣言。
鷲津は絶体絶命のピンチに陥るが・・・

下巻では芝野さんの出番がまったくなかったです・・・
ちょっと残念。
もっと息詰まる攻防戦があるかと思いきや、案外あっさりと決着がついちゃうのね・・・
まあ、それでもまた続編が出れば、読みたいな。