今流行りの鬼滅の刃が最終回だということで、家族の要望で少年ジャンプを買いました。
私は子供の頃、漫画大好き少年だったのですが、実はジャンプを買ったことがほとんどありませんでした。
チャンピオン、サンデー、マガジンにはハマったことがあるのですが、常に一番人気だったジャンプを定期的に買うことはありませんでした。
サーキットの狼、こち亀、さわやか万太郎、ドーベルマン刑事、シティーハンターなど好きな作品もあったのですが、リングにかけろ、Dr.スランプ、北斗の拳、キン肉マン、キャプテン翼などの人気作品にあまり興味がなかったのがその理由だと思います。
思い起こせば、週刊漫画雑誌はハマりにハマった作品を目当てに買っていました。
昭和40年代生まれの私の漫画雑誌遍歴を、僭越ながら披露します。
少年チャンピオン
一番最初に買い始めた少年漫画雑誌です。ドカベンとブラックジャック目当てでした。
ドカベンは野球シーンがリアルで面白く、水島作品ではその他にも、男どアホウ甲子園、一球さん、などが好きで読んでいました。ブラックジャックはヒューマンドラマとしても奥深かったですが、手術シーンに子供ながらワクワクしていました。
その他にも、750ライダー、がきデカ、エコエコアザラク、マカロニほうれん荘、魔太郎がくる、など連載物と読み切りものが混ざっていて楽しめました。
少年サンデー
がんばれ元気を読みたくて、買うようになったのがサンデーです。
ちょうど世代が一緒で、悩める主人公に共感しながら読んでいました。あしたのジョーも好きですが、この2作品以外のボクシング漫画には興味が出ませんでした。
おやこ刑事、うる星やつら、サイボーグ009、プロレススーパー列伝なども面白かったですが、タッチは意外にハマりませんでした。
がんばれ元気の連載が終わるとサンデーから離れました。
少年マガジン
スーパードクターK目当てに買っていました。
リアリティという点ではこの作品はブラックジャックよりも上かもしれません。やはり、医学ものが好きなようです。
その他はあまり記憶にないのですが、カメレオン、GTO、将太の寿司、などを読んでいました。
金田一少年の事件簿は面白かったのですが、有名推理小説作品をパクったことがショックで、評価は下がってしまいました。
ビックコミックスピリッツ
めぞん一刻、美味しんぼ目当てで読んでいました。
高橋留美子作品は、男目線で書いているかの如く共感できるところが多くて、二転三転する恋愛模様の展開がずっと面白かったです。
美味しんぼも毎回毎回エスプリがきいていて、ハマりました。連載期間が長くて、だんだん登場人物のキャラクターと作風が変わっていくのも面白く、750ライダー、エコエコアザラク、翔んだカップルを思い出しました。
東京ラブストーリー、YAEARA、気まぐれコンセプト、おたんこナース、コージ苑、などを読んでいました。名作揃いの時代でした。
書いていて、バブル時代を思い出します。
モーニング
なんといっても、課長島耕作です。
バブル真っただ中の作品で、日本の企業がアメリカの映画会社を買収したりして、日本が自信に満ち溢れていた時代でした。基本的にサクセスストーリーで面白かったのですが、その後は世相を反映して景気が悪い中で島耕作は活躍します。
沈黙の戦艦、ハートカクテル、クッキングパパ、右曲がりのダンディ、気分は形而上、天才柳沢教授の生活、OL進化論、などを読んでいました。やはり時代を反映して、全体的に明るい作品が多かったです。
この後、漫画雑誌を買うことがなくなりました。
社会人になってちょうどバブルがはじけるのと時を同じくして、週刊漫画雑誌を買わなくなりました。
忙しくなったことも理由の一つです。
勉強しなければならないことがたくさん増えて、漫画を読む時間がなくなりました。
最近は子供の影響で、進撃の巨人や鬼滅の刃を読みましたが、全部読む時間はありません。
それはSNSをやっているからです。
インターネットがない時代には漫画は最高の娯楽でした。
今はネット上で漫画を読むことができますが、私は昔ながらに紙で読みたいと思います。
久しぶりに漫画雑誌を買って、昔のワクワク感がよみがりました。
最後に、鬼滅の刃の感想を。
まだ、3巻分しか読んでいないのでネタバレもできないレベルなのですが、最終回は「????」でした。
手塚治虫の宝島を思い出しましたが、本当はどうなのかわかりません。
また、ジャンプを読んだ感想は、「紙質が落ちた」です。もう、たくさん紙媒体が売れることはないのでこれは仕方ないと思います。
もう一つ、「どの絵も同じに見えること」です。
おじさんになった現在、テレビに出てくる若い歌手、アイドル、俳優、女優の区別がつかなくなっているので、これも仕方のないことでしょう。
雑誌一つ買っただけで、いろいろなことに思いを馳せたのでした。
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