3月より土曜日の診療を開始いたします。
長らく土日を休診としてまいりましたが、土曜日の診療のニーズが高くまたその体制が整いましたので、3月より土曜日診療を行いたいと思います。
午前中のみの診療となりますが、副院長を中心に行ってまいります。
現在平日に来院されている方も、お気軽にご相談下さい。
院長
3月より土曜日の診療を開始いたします。
長らく土日を休診としてまいりましたが、土曜日の診療のニーズが高くまたその体制が整いましたので、3月より土曜日診療を行いたいと思います。
午前中のみの診療となりますが、副院長を中心に行ってまいります。
現在平日に来院されている方も、お気軽にご相談下さい。
院長
「イニシエーション・ラブ」
これも手軽にどんでん返しを味わえる作品です。
A面、B面と称して2つの物語が展開します。
これが80年代後半の話で、バブル世代には懐かしい内容で物語が進みます。
別に殺人事件が起こるわけではありませんが、どんでん返しが待っています。
こういう作品は「どんでん返しがある」とは思わずに読んでいって最後に「どんでん返し」に出会うのが理想です。
ですが、「イニシエーション・ラブ」のように口コミで「どんでん返しが凄いらしい。」と評判になり、その評判を聞いて読む時には「どんな仕掛けがあるのかな?」と全神経を集中させて読むことになります。
すると、文中の「なんかおかしい」部分に気づき仕掛けに気づいてしまうことがあります。
ですから、何の予備知識もなく「どんでんがえし」本にめぐり合うのが理想なのですが、そいうことは滅多にありません。
この「イニシエーション・ラブ」も昔を懐かしみながら頭を空にして読んでいくとよいでしょう。
院長
「星降り山荘の殺人」
ミステリーマニアにとってはお約束の「外界から閉ざされてしまった山荘」ものです。
閉ざされた山荘とは
雪のために車が使えなくなり山を下りられなくなる、、、、、、。
山荘につながる唯一の道にかかった橋が落雷で壊れる、、、、、。
荒波で船が出せなくなった孤島、、、、、。
そして犯人は電話線を切り外界との連絡も閉ざされる。
ただ現代では携帯電話があるのでなかなか閉ざされるシチュエーションがつくりにくくなりましたが。
とにかく登場人物のインアウトがなくなり、限定された人数の中で殺人が行われなければなりません。
しかも警察の介入がなくなるので科学的捜査ができず、指紋採取もなければ死亡推定時刻もあいまい。
そして全員が容疑者であり、全員が探偵として推理をする。
その中で犯人だけがウソを言っている、、、、。
こんな非現実的な世界をなんの抵抗もなく受け入れられなければ、ミステリーファンはやっていけません。
さて「星降り山荘の殺人」もベタな雪の山荘ものです。
山荘ものとしてはめずらしく名探偵が登場します。
名探偵が登場すると全員が探偵役にならないので、山荘ものの面白みが一つ減ることになります。
でもこの小説にはとても面白い仕掛けがあります。
「あっと驚く結末」には多くの伏線を必要とするので、「どんでん返し」ものは気軽に読みにくいものが多いのですが、この作品は「手軽に」「驚ける」最高峰の作品になっています。