「そう言う先生は吸っていないんですか?」
タバコの害を説く私に患者さんが聞き返す質問です。
私はタバコをやめて10年以上経ちます。
大学病院の医局に在籍していた時が一番吸っていました。
口腔外科という科に所属していたのですが、医局は煙がモウモウでした。歯科医の喫煙率も高かったです。
口腔外科はオペ室で手術をすることもあるのですが、その控え室ではタバコを吸うことができました。
オペの後(といっても私はアシスタントでしたが)控え室で、タバコを吸いながらオペ記録を書くのが格好良く思えたものでした。(オペ所見は下っ端が書くことになっています。)
今では医局もオペ控え室も禁煙になっているかもしれませんね。
さて、私が禁煙を決意したきっかけは患者さんの言葉です。
私 「、、、、、、ですからタバコは歯周病に、、、、、、。」
患者さん「そう言う先生は吸っていないんですか?」
私 「吸っています。」
患者さん「それじゃあ、説得力がないですね。」
私 「、、、、、、、、。」
この時を機に私はタバコをやめました。
この患者さんに感謝、です。
今では堂々と「10年以上前にやめました。」と言っています。
院長