小幡歯科医院雑談

小幡歯科医院公式ブログ。日常を綴ります。

間欠的ファスティング破れたり

2018-12-24 13:04:14 | 健康・病気
前回、間欠的ファスティングを行なったことによってインスリン抵抗性が改善したのではないか、というお話をしました。



半年くらい、補食がいらなくなり血糖値が安定したと喜んでいました。


その矢先の話です。



11月の初めに、大きな勉強会で発表する機会がありました。



歯科の世界に糖質制限や栄養療法を広めるチャンスであったこの発表は、自分にとってとてもプレッシャーのかかることでした。


その発表はうまくいきとてもやりがいを感じたものでしたが、体にはストレスだったようです。そして、副腎疲労の兆候も感じていました。



そして、久しぶりの低血糖症状を感じるようになったのです。



残念ながら補食の復活です。時々ではありますが、低血糖になりそうな時に補食をしています。



ストレスで副腎が疲労して、血糖上昇ホルモンの分泌も弱り、血糖値維持が再び下手になってしまったようです。



食事も大事ですが、血糖値の安定にはストレスコントロールがとても大切であることが、改めて実感できたのでした。



知識があると、体調が落ちてもその原因もわかり対処法も浮かびます。


今回は副腎を休ませるために、よく寝ることとコーヒーを控えることを意識します。



しばらく講演会もないので、大きなストレスはなさそうです。



もちろん、機会があれば間欠的ファスティングも行うつもりです。





院長
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間欠的ファスティング

2018-12-23 10:44:26 | 健康・病気

何も用事のない日曜日は間欠的ファスティングに当てています。


ブログで間欠的ファスティングの話をするのは初めてなので、改めてネットで調べてみました。


「間欠ファスティング」で最初にヒットするのがこちらのブログです。

https://sf-empower.com/time-restricted-eating/


このブログで紹介されている亀川先生とは、講演会を一緒に行ったことがあります。講演会でも、間欠的ファスティングについて言及されていました。



4番目にヒットするのがこちらのブログです。

http://tcm-suzuki.com/category/%E9%96%93%E6%AC%A0%E7%9A%84%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/

               

鈴木先生とも交流があり、東京で講演された折には受講しに行きました。著書である「ボーンブロスでやせる間ファスダイエット」にその具体的な方法が載っています。



はっきり言って間欠的ファスティングについては全く専門的に勉強していなくて、知り合いの先生から又聞きした内容を元に実践しています。



ですので以下の内容は私の個人的な体験からくる感想としてお読み下さい。




ファスティングは日本語に訳すと「断食」ですが、食事を摂らないという意味です。


健康のために3日から1週間食事をしないというやり方があることは聞いていました。


でも、これは血糖値が安定しなくて糖質制限を行なっている人には向かないと思っていました。



低血糖になりやすい私は1日に6食くらい食べています。3度の食事と補食を合わせて6回です。血糖値が下がる前にタンパク質、脂質を補給して、血糖値が下がるのを防いで血糖値を安定させようとするやり方です。糖質制限を行なって7年間、ずっと補食をしてきました。

                  


糖質制限を行う必要があるのは、「インスリン抵抗性」がある人です。ずっと実践していて血糖値は安定しましたが、インスリン抵抗性が改善している実感はありませんでした。


そこに間欠的ファスティングの理論が入ってきました。12時間食事を抜いてもファスティングだというのです。そして、ボーンブロスのようなスープ状の食事であれば、ファスティングをしているのと同じ状態が続くというのです。


前の日の夜10時に食事を終え、朝食を抜いたり朝食をボーンブロスにすれば、昼食までに12時間のファスティングが行えることになります。

            


しかし、これは無理でした。どうしても低血糖症状が生じます。ボーンブロスで血糖値維持ができませんでした。


ところがある日、ボーとしている日曜日の朝は低血糖になっていないことに気がつきました。朝食を抜いて昼の12時まで何も食べなくても平気なのです。


お腹は空きます。でも、低血糖症状は起きないのです。低血糖になった時の空腹感は耐え難いものです。今すぐ何かを口にしたいと衝動が出るものです。普通の空腹感は精神的に辛いものではなく、「何を食べようかなー。」と余裕があるものです。

(低血糖にならない血糖値が安定している人には、わからない感覚でしょう。)


これによってストレスが血糖値の変動に大きく関わることがわかります。


日曜日にテニスをしたり講演会やセミナーに参加したりしていますが、何か予定がある時はその緊張感から朝に必ずお腹が減ります。緊張すると糖新生で血糖値が上がりますが、その後にインスリンの反応によって低血糖になるのではないかと思います。




その緊張感がない日曜日は血糖値が下がらないようです。お昼過ぎまで食事をしなくても平気で、時により夕方までファスティングが行えます。


私にとって、ファスティングの一番の効能は腸を休めることだと思っています。


補食は血糖維持には有効ですが、腸が休まる時間が少なくなるというデメリットがあります。間欠的ファスティングによって腸内細菌叢も平穏になると期待されます。


そして、間欠的ファスティングの効果が出ました。


補食がいらなくなったのです。


いつも診療の合間にナッツ、クルミ、チーズ、バターなどを食べていました。が、それがいらなくなったのです。


緊張感の続く診療中に低血糖にならなくなったのは、間欠的ファスティングの効能と考えられます。空腹に体が慣れたことによるものかもしれません。


そして、もう一つ感じた効能があります。糖質を摂った後の不快症状がなくなってのです。


お付き合いで時々糖質は食べます。


ご飯、パン、蕎麦、うどん、パスタ、ピザ、そしてスウィーツも。



食べるとその後、そして次の日くらいまで何か不調を感じたものでした。それが、糖質を摂っても不快症状が現れなくなったのです。

             




先日はセミナーで、お昼にお寿司を食べました。

 

行儀悪いのですが、いつもシャリを残したりしていました。が、その日はお寿司をすべて食べました。午後の講義で眠くなるかと思いましたが、大丈夫でした。ランチ後に20分歩いて少し糖質を消費しましたが、今まででは午後にボーッとしていたでしょう。



間欠的ファスティングでインスリン抵抗性が改善したかもしれません。 7年間同じように糖質制限している中での変化なので、そう感じます。



これからも、暇な休日、祝日には間欠的ファスティングを行なっていこうと思っています。





院長


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糖質制限を否定するドクター

2018-12-18 14:18:03 | 健康・病気

私は糖質制限を実践して7年になります。

 

 

その初期の頃から糖質制限を批判する声はありました。当時は、ただ理論的に考えてあり得ないと批判する意見が多かったです。

 

また、きちんと糖質制限を行なっていないのに反対する意見もありました。

 

 

ところが、最近では実際にきちんと糖質制限を行なった上で糖質制限を否定する意見が出てきました。そして、それがドクターの意見だった場合、かなり信憑性があります。

 

 

その経験から作り出された理論は、当然糖質制限の理論とは異なり、時として真逆のものになります。

 

 

 

 

 

糖質制限で体調や病気が改善したドクターは、糖質制限推奨派に。

 

栄養療法で改善したドクターは、は栄養療法推奨派に。

 

サプリメントが必要ないと体感しているドクターは、栄養療法否定派に。

 

ケトジェニックダイエットをしても体調が良くならないドクターは、ケトン体代謝否定の糖質摂取推奨派に。

 

スーパー糖質制限をしてlowT3になりコレステロールが上がってしまったドクターは、スーパー糖質制限とケトン体代謝否定の糖質摂取推奨派に。

    

 

糖質制限で危険なレベルまで体調を落としたドクターは、糖質制限推奨派に恨みを覚えるかのような糖質摂取推奨派に。

    

 

色々な理論が専門家から発せられている状況ですが、おそらく人間一人一人違うように代謝についても人それぞれなのでしょう。

 

 

誰の言葉を信じればいいのかと混乱を招く事態になっていますが、患者さんとしては「自分と似た体質のドクターを探す」のが良いと思います。

 

 

具体的なポイントとしては、糖質代謝と脂質代謝のどちらが得意なのかということと、胃腸の状態であると考えます。

 

      

 

結局、ドクターも自分の実体験から話しているわけです。

  

  


院長

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「MECやってます」

2014-06-03 22:42:56 | 健康・病気

最近、患者さんから「MEC」という言葉を聞くことが増えました。

 

 

 

MECとは肉、卵、チーズの頭文字を取った造語で、私も推奨している食事法を表わしています。

 

 

 

 

 

「積極的に食べていただきたいのは、肉、卵、、、、、、」

 

 

と、ご説明したらすかさず

 

 

「MECですね。」

 

 

と返ってきたり

 

 

 

 

 

「糖質制限をしていたのですが、最近はMECにするようになって、、、」

 

 

のように、さらっと会話の中に出てきたり。

 

 

 

 

 

このMECという言葉は去年の11月に生まれたのですが、思ったよりも速く浸透しているようです。(患者さんが私のブログを読んで来院されている、ということもあるでしょうが)

 

 

 

 

ご自分からお話しされるくらいですから、MEC食で体調がよくなっている方ばかりです。   

 

 

 

 

痩せたり元気が出るのは当たり前で、知覚過敏(歯がしみること)が改善した方もいらっしゃいました。

 

 

 

 

そうです。MEC食によって歯や歯ぐきの状態は良くなります。

 

 

 

 

ですから、歯科医院でも勧めています。

 

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虫歯予防、歯周病予防にも是非、ご一読を

 

 

 

院長

 

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記念すべき日

2013-03-06 23:51:25 | 健康・病気

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編集者の方のご厚意により、カムカムダイエットの推奨者で内科医の 渡辺 信幸先生とお会いすることができました。

 

http://www.amazon.co.jp/dp/4885747953/ref=nosim/?tag=biglobe06-src-link-22&linkCode=as1

 

 

以前このブログでも紹介しましたが、この本は歯科の患者さんが対象かと思えるほどお口の健康にも役立つことが書かれています。

 

http://obatadc.blog.ocn.ne.jp/shikabanashi/2012/10/post_b768.html

 

 

 

実際お会いしてみると、とても若々しくお話も楽しい先生でした。

 

 

その隣にいらっしゃるのは産婦人科医の宗田 哲男先生です。

http://www.muneta.org/

 

 

糖質制限を産婦人科医療に取り入れ、また糖質制限を積極的に各界に広めていらっしゃる先生です。

 

 

宗田先生もとてもお若くて精力的に活動していらっしゃいます。

 

 

 

 

そうです、この会では糖質制限を実施し治療にも取り入れている先生方と集まることができたのです。

 

 

 

私も糖質制限を実践していますからとても話が合います。

 

 

面白い話、ためになる話、裏話などで盛り上がり時間があっという間に経ってしまいました。

 

 

今後も交流させていただき、糖質制限を正しく伝えていけたらと思います。

 

 

院長

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