今年はサブプライムローン破綻に始まり、リーマンショックで本格化した世界的不況が起きた年でした。
日本国内も影響を受け政治、経済的に大混乱を起こしました。
医療側もその混乱の影響を受けました。
「後期高齢者」に関わるドタバタは今となっては軽いもので、国内の混乱により医療機関への受診控えがあったように思えます。
これは歯科医院に限ったことではなく、医科の医院でも患者さんの来院が減るなどの影響があったそうです。
風邪くらいなら医者にかからず我慢しよう、ということらしいです。
そんな中、先週には多くの急患の患者さんがいらっしゃいました。
例年より明らかに多かったです。
これはどういうことかというと、「本当は我慢したかったけれど年末になってどうしようもなく来院した。」という方が多かったのではないかと思いました。
症状が悪化してから治療をすると、結局は治療が長引いてしまいます。
それでも今年は、なかなか来院できない状況にあったのではないでしょうか。
診療の基本は「早期発見、早期治療」、あるいは「早期発見、予防の強化」です。
来年はもっと良い年になって、余裕を持って治療ができるようになって欲しいものです。
これで今年最後のブログとなります。
皆さん、良いお年を。
院長