検査後は同級生と飲む約束でした。
私「検査後しばらく飲食禁止とかないの?」
同級生「麻酔が効いている間は飲み物禁止とかあるけど、別に大丈夫だよ。」
そして検査2時間後には大学病院の裏の店で飲んでいました。
積もった話もありたくさん飲みました。
家に帰って「食道・胃・十二指腸の内視鏡検査を受けられた方へ」という説明書を読み返してみました。
「飲み物や食べ物は2時間を過ぎてから摂ってください。」
「本日は消化の良い食事をしてください。アルコールや刺激物は控えてください。」
同級生が大丈夫と言うので検査後すぐにサンドイッチとコーヒーを摂り、店では揚げ物、油ものを多く頼み、締めは坦々麺でした。
なんとなくもぎ取られた粘膜が痛むような気がします。
院長
検査が終わって会計です。
検査室で会計用の用紙を渡され、「これを1階の会計窓口にお出しください。」と言われました。
1階の受付に行くと、会計窓口には長い列。
しかも、会計手続きを済ませた後の支払い窓口にも長い列。
ついでに薬の受け渡しも40分待ち。
以前、某私立大学病院で診察を受けたときは、診察後自動精算機に診察カードを入れればすぐに会計ができました。
5分とかかりませんでした。
わが母校では会計手続きをしてから支払いするまでに20分もかかりました。
このIT化が進んだ時代にどうしたら20分かかるのでしょう。
これでも国立時代よりはましになっているそうです。
親方日の丸から脱却するにはまだまだ時間がかかりそうです。
院長
さて、本番の内視鏡検査です。
同級生に「一応これ書いといて。」と同意書を渡されました。
「検査を楽に行うために麻酔をします。ごくまれにショックを起こすことがありますので、アレルギーや体調に異常がある方はお申し出ください。」
「内視鏡の操作時に出血や穿孔などの合併症を起こすことがありますので、入院が必要になることもあります。」
「なお、出血、穿孔の発生頻度は0.0012%です。」
「検査資料を医学教育のために使用させていただく場合もあります。」
「ご承諾が得られない場合は検査治療を中止します。」
同意書とは後で何かあっても文句が出ないようにするためのものです。
医者を信頼しているので読まずにサインしました。
検査は順調に進み食道、胃、十二指腸の粘膜には異常がないと診断されました。
「ピロリ菌も調べとく?」ということで調べてもらいました。
細菌検査だから胃粘膜をこすって調べるのかと思いきゃ、、、、、
同級生「じゃあ粘膜取るよ。」
といって小さいハサミで粘膜をもぎ取りました。
もぎ取ると出血がありました(検査中患者もずっとモニターを見ています。)
私「痛!」
本当は痛みを感じないのですが、画像を見ていると痛く感じます。
私「出血してるじゃん!」
同級生「大丈夫、すぐ止るよ。もう一回行くよ。」
私「2箇所も、、、、、。」
もう一箇所も粘膜をもぎ取られて出血しました。
おそらく1ミリほど取っただけなのでしょうが、随分えぐられたような気がしました。
2時間後ピロリ菌がいないことがわかりました。
院長
同級生に「血液検査もしてよ。」と頼みました。
そして血液を採取しに検査室に行きました。
現在の風潮なのかその人がそうなのか、採取する看護師さんはとてもていねいな人でした。
「今から血液を採取します。お名前をおっしゃってください。」
「オバタです。」
腕の内側を指差しながら
「ここにある血管から血液を取りますね。」
(そんなことまで説明するんだ。)
「アルコールで消毒しますが、アルコールを用いてよろしいでしょうか。」
「大丈夫です。(アレルギーを心配しているのね。)」
「それでは針を刺しますね。チクッとしますが大丈夫ですか?」
「やってください。(子供じゃないんだから。)」
「今、順調に血液を採取しています。」
(見ればわかるって。)
採血が終わって
「ちょっと血が止りませんね。絆創膏を貼りますが、後でもれるかもしれません。」
「別に構いませんよ。」
「もれたら困りますので、ガーゼで圧迫しますね。ちょっと強くテープでおさえます。5分ほどしたらこの絆創膏を貼りなおしてください。」
(ていねいだな。)
「はい、血液採取が終わりました。まことにお疲れ様でした。」
(疲れてないけど。)
血液取るのにこんなに説明されたのは初めてでした。
院長