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「つりばしゆらゆら」

2007-04-02 | 児童書
森山京さんと土田義晴さんがコンビの「あかね幼年どうわ きつねのこシリーズ」。1作目の『きいろいばけつ』という作品は、知っている方も多いのでは?『つりばしゆらゆら』は、その続編になります。『砂漠でみつけた一冊の絵本』の中で紹介されていて、気になっていたのですが、今回やっと読むことができました~。

 楽天ブックスによる内容紹介↓
<小さなキツネの男の子、こんすけ。つり橋のたもとで谷底をのぞき込んでいると、向こうからイノシシのおじさんが渡って来ました。そして、“つりばしの向こうにはこんすけと同じくらいのキツネの女の子がいるよ”と教えてくれたのです。

その日以来、こんすけは“つりばしの向こうのあの子にあいたい”そんな一心でつり橋を渡ろうとするのですが・・・・やっぱりこわい。つり橋のように揺れ動く、こんすけの心。無事に渡ることができるのでしょうか?>

1日目は3歩、2日目は4歩と少しずつ距離をのばし、橋の真ん中までたどり着くこんすけ。当たり前だけど、小さな努力が結果につながるのだとしみじみ思いました。誰でも最初はできなくても、いつのまにかできるようになってたりしますよね。ふと自分のことを振り返って、感慨深くなりました~。

ネタばれになりますが、この本ではこんすけはまだ女の子に会えません。続きは『あのこにあえた』の中で描かれているらしいので、こちらもぜひ読みたいです。他に、『ぼくだけしっている』『たからものとんだ』なども。土田さんのイラストは優しい色使いで、ほんわかします☆
 

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