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「ロミオの青い空」

2006-04-11 | 小説
竹書房から出ている世界名作劇場文庫(全23作品)。この文庫は、フジテレビで放映していたアニメ世界名作劇場を小説化したものです。その中でも一番好きだった「ロミオの青い空」を、最近読みました。

主人公は、家族のために煙突掃除夫となった少年・ロミオ。ロミオは人買いのルイニに連れられて、ミラノへと向かいます。その途中、同じ境遇の少年たちと出会い、またミラノでも再会。そして、不良少年グループの「狼団」に立ち向かうため、煙突掃除夫の同盟「黒い兄弟」を結成することになります・・・。

いつも前向きで勇気のあるロミオが魅力的☆また、頭が良く、頼りがいがある「黒い兄弟」のリーダー・アルフレドもかかせない存在です。この二人によって、他の少年たちも変わっていき、強い絆で結ばれていきます。過酷な労働を強いられる中、友情によって夢や希望を持って生きる彼らの姿が素敵内容は結構、忘れていたので、改めて感動しました!

ただ、文章はあまり良くないと思いました。少しあっさりした印象で、アニメを見ていない人にはあまり面白くないかも。また、カットされたアニメのエピソードもあるようで、ちょっと残念。小説化した鏡京介さんという方が、どういう仕事をしている人なのか気になりました。アニメの原作は、リザ・テツナーの「黒い兄弟」という作品。ミラノで実際に人身売買され、煙突掃除夫になった少年たちの記録から、この物語を書いたそうです。

この本にはアニメの主題歌が入ったCD(オープニングとエンディングの2曲)が付いているので、値段はちょっと高め。でも、アニメが好きだった人なら、とても懐かしい気分になれます。以前、「名犬ラッシー」も読みましたが、面白かったですよ~。また、アニメの方もいろいろ再放送してほしいですね。


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4 コメント

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これって・・・ (こうめ)
2006-04-12 22:31:39
あすなろ書房の「黒い兄弟」ですよね?



わたしは、アニメの方はみていないけれど

(カルチャーギャップ・・?)

竹書房の文庫はCD付きわたしたち世代の心を多いにくすぐるんですが、

なにしろ内容がね・・・



あの頃のアニメって、ゆっくり丁寧に描いてくれて、

本当によかったですよね。





わたしは、南の島のフローネにぐっときたけれど、

あの気持ちをこわすのがもったいなくて、読んではいません。

でも、CDは、ほしー・・・

歌えるもんっ。



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世界名作劇場 (ユーリ)
2006-04-13 23:30:27
そうそう!あすなろ書房の「黒い兄弟」です。アニメのイメージが強いので、原作は読んでないのですが、また別物として読んでみたいかな。リザ・テツナーが伝えたかったことにも、興味があるので。上下巻ということで、テーマも深そうですね。



「内容がね…」というのは、文章などのことですかね?やっぱりアニメを観るのが一番良いのですが、ちょっとストーリーを振り返りたいときには役に立つかもしれません。全部観るのは大変なので。でも、こうめさんみたいに強く心に残っていれば、読まない方がいいと思います。



こうめさんは「南の島のフローネ」がお気に入りですか~。私は再放送で見たかも??名作劇場は家族でほのぼのできて、ホントに好きなアニメでした☆主題歌とか聴くと、とても懐かしくなりますっ。
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ピッコロ (trapezium)
2006-04-14 05:22:36
こんな夜更けに、おはようございます☆

わたしこれ、アニメでみました。

「世界名作劇場」は、シチュウの宣伝とともに覚えていて、「小公女セーラ」が一番印象に残ってます。

このアニメって、必ず、肩に乗ったりする(笑)生き物がでてきますよね。ロミオの青い空は、白いフェレットみたいな・・・ピッコロって言う、名前でした^^(なぜか覚えてる・・・)原作にもでているのかしら・・・?
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Unknown (ユーリ)
2006-04-14 23:06:28
朝早くに覗いてくださって、ありがとうございます!trapeziumさんもこのアニメ、見たのですね☆私もシチューのCMはすごく覚えてます。「小公女セーラ」は再放送で見ましたが、好きでしたよ~。



「ロミオの青い空」のピッコロは私もフェレットかと思ってたのですが、調べたらオコジョでした~。確かに、名作劇場には小動物がよく出てますね。小動物に限らず、可愛い動物がいっぱい。名作劇場の特徴といった感じで、ピッコロはアニメオリジナルのキャラかもしれませんね。



パトラッシュやラッシー、ラスカルなど、あんな素敵な相棒が私にもいたらいいな~。
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