見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

火渡りの儀式

2017-12-05 23:51:44 | 持続可能な医療・福祉

 寒い一日でしたね~~(><
 でも、白いものが積もらなくてよかった!
 広瀬の友人からは、初雪の便りが届きましたから、まだ良しとしなくちゃ。

火渡りの儀式
 そんな寒い日に、熱~~い話題はいかがですか?というか、この話題に引き込まれた?
 勿体ぶった言い方になりましたが、今日の話題は「火渡りの儀式」。
 僕のブログに3回目の登場となるアンドルー・ワイル著「人はなぜ治るのか」、それだけインパクトがあるんですが、わかったつもりで正面から見ようとしなかったところをグサッと。

 皆さんご存知の「火渡りの儀式」、ニュースなどでよく報道されていますが、何か仕掛けでもあるんだろう、胡散臭いしまやかし、自分には関係ないし、まあ、そんな気持ちでした。
 それが、著者から直接投げかけられると、思わずその世界に入ってしまいます。
 その前に、1988年刊ですから、文字も小さいのでボリュームたっぷり、その本もいよいよ最後に近づいてきましたが、最初から著者の言葉に想いを添わせて読んできたので、ある意味当然?

なぜ火傷をしないのか?
 火渡りの儀式ですが、日本のみならず東洋を中心に世界各地で行われているのだそうです。
 わが国でも、神道や仏教の儀式で行われており、多くの行者や信者が参加し、その様子は、TVや新聞などで報道され、多くの一般人も目の当たりにしています。
 あるサイトには、炭を使う、早く歩く、塩や水を使うと火傷しないと実証されているとありました。

 しかし、世界には、燃え盛る石炭の上を歩く、焼けた石の上を歩く、しかもすり足でゆっくり、何てのもあると書かれています。
 1974年には、ミュンヘンの研究所の原子物理学者が、フィジー島の火渡りの火床と人の足の温度を正確に計測し、焼け石は316℃だったが、人の足は何度測っても66℃を超えなかったと。
 その物理学者の結論は、メカニズムが何であれ、既知の物理法則では説明できないというもの。

人間の能力は深遠
 前述のサイトに書かれた火傷をしない理論では、焼け石は説明できそうにないと思えるのですが、それをも科学的に説明できるようになったのか?
 著者は、この火渡りの事例を挙げて人間の心の働きの深遠さ、潜在力に言及しています。
 それこそが、人間の持つ力(病気であれば治癒力)が如何なく働くことで、さまざまな療法が不治とも思える病を癒すという現実と同様のメカニズムではないでしょうか。

 私たちは、生きている間の学びの中で、“常識”という硬い硬い鎧をまとうようになっていますが、この鎧を脱ぎ捨てた時に、輝かしい生の地平が開けるのかもしれません。
 ただ、“常識の鎧”は心地よいですからね。

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