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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

禁帯出

2023-03-31 21:05:05 | 本や図書館

満開の桜の中、久しぶりに県立図書館に行ってきました。
借りたい同じ著者の本が何冊かありましたが、多くは禁帯出、柿本人麿の本だけ借りれました(^^;;

それにしても、ごく普通に市場で流通していると思える本が禁帯出!!
しかも、同じ著者で、本の価格もそんなに高くなく、、、ただ絶版ですが。
絶版じゃなかったら買うんだけど、それもできず借り出しもできない。

禁帯出に分類される本というと、高価な本、希少価値のある本というイメージでしたが、一体どんな意図があってのことなのか?
ついつい、勘ぐっても見たくなりますが、それは差し置いて、県立図書館に判断基準を聞いてみなくちゃ。

そんな今日の夕方、いつものようにモズ君の訪問。
そういえば、“ホー ホケキヨ”君が楽しい鳴き声を聞かせてくれていますが、去年、久良三で聞いた
“ホー ポケベル”や“ホー マチュピチュ”の鳴き声も(*^^*)
お笑いを目指す?ウグイス君たちでしょうかね(^^;;

そして、数日前から、つつじの中でも一番好きな“ヤマツツジ”が、薄ピンクの花を数輪咲かせて楽しませてくれています。
季節のめぐりがとても早くなっている感じですね。


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ビブリオ婚活

2023-03-30 16:34:42 | 本や図書館

そう言えば、ビブリオバトルって今どうなってるのかなあ?
それはどうでもよくって、これは面白い!着眼点がいい(*^^*)

今日の地元紙の文化面に面白い記事。
“ビブリオ婚活”、確かに!初見の異性でも本を媒介にすると本好きの皆さんは話がスムーズだし、話が通じやすい、何より人柄が想像しやすい。

結婚願望が急激に減衰しているという訳でもなさそうなのに、結婚へのハードルがどんどん高くなっている印象の昨今。
一つは、女性の価値観の変容に男性が付いていけていないこともあるのかなあ?
ひょっとしたら、そういう溝を本が埋める役割も果たすんじゃないか?

“アナスタシア  8-2 新しい文明 下“でとても印象に残った個所があります。
それは、「テレゴニー~最初の雄現象」とともに書かれていた「生涯の伴侶を探すためのイベント」、確かに必要だと思うと同時に、じゃあ、自分に何ができるか?
なぜか
「生涯の伴侶を探すためのイベント」と“ビブリオ婚活”がダブって見えて、、

はてさて、これって、、、

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今、『学問のすゝめ』

2022-08-16 21:21:02 | 本や図書館

「熱い近代」、うまいこと言ったもんだなあ(@@
日本は明治維新以後、大戦前までと終戦後、高度成長期の2度「熱い近代」を経験してきたけれど、人口減少社会の局面でも「熱い近代」を志向している、いや確かに。
県や市町村、勿論国も、総合計画なるものはバラ色の「熱い近代」再来を熱望して描かれやすいのかなあ。

また、企業家の皆さんもやはり「熱い近代」を志向しているし、多くの国民もその“幻想”を捨てきれずにいるのでしょうね。
人口減少が進むこれからの社会は、マイナス成長を前提とした“
定常化社会”をどう創造していくのかということでしょうか。

「人口減少社会の未来学」最後の章の著者は姜尚中、「『斜陽の日本』の賢い安全保障ビジョン」というテーマでの寄稿ですが、「熱い近代」、巧いこと言うもんだと。
この本で特にインパクトの強かったのは、政治・行政に未来をデザインするセクションがない!こと、婚外子比率がほぼゼロの日本、そして
「熱い近代」。

福沢諭吉の『学問のすゝめ』
昼食の準備をしていると、突然の吹き降り、慌てて洗濯物を取り込んだものの、少し濡らしてしまいました(><
午後から、雷を伴って猛烈に降るなど、ずっと雨、こんな時に買い物に行かなくてもですが、やっぱり濡れて、、、しっぽり濡れるのはロマンがあるけどね(^^;;

ということで、雨でもあるし前書を読み終えたので本棚に行き、、、
何年か前に買っていた橋本治の「福沢諭吉の『学問のすゝめ』」、ちょっと気になっていたので手に取って読み始めました。
橋本治、好きな作家ですが、最後まで読めせてくれるかなあ?どんな内容だろうと開いたのですが、、、

言ってみれば
『学問のすゝめ』の解説本ではあるけれど、やはり!橋本治、読ませますねえ、いや、引き込むのがうまい。
当意即妙というのか、学者じゃなく作家の、しかも江戸・明治を深く研究でもしている?市井の僕たちが読むのにもってこい。
しかも、橋本治の解説がいいこともあり?今こそ“人口減少社会”における「学問のすゝめ」を痛感させるもので、諭吉先生の普遍性に敬意を持ちました。

もう一つ、明治の時代背景や歴史を辿ることもでき、こんな視点を持った近代史を中高生にも伝えたいものだと。

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世界のどこからも真率されない国

2022-06-04 20:28:31 | 本や図書館

思わず嗚咽し、涙がこみあげてきました。
慟哭と言ってもいいかもしれませんが、国民にそんな思いをさせる国って?
もっとも、敗戦国日本を統治し続けてきた(今も?)ある国の思い通りかな?

「街場の中国論」「街場の日韓論」に続いて読み始めた「中国が世界を牛耳る100の分野~日本はどう対応すべきか~」、各分野で中国との競争に勝つにはとの章を読み始めて、もういいや!辟易だ~~!!
4/5以上は読んだかな?なるほど~!内田樹の中国論を補強するに余りある。
ただ、中国との競争に勝つ、日本の凋落を止めるということだけど、それって??、自分たちで選択してきたんだから、逍遥と受け入れるというのもありかな?

と思ったので、本を閉じ、先日買ってきた内田樹著「コロナ後の世界」を読み始めました。
のっけから来ましたね~~、今の日本社会、尖った言葉が行きかうようになり、人々が「不寛容」になってきている。
まさに、平時は扉が閉まっているのに、非常時は奥底にあった攻撃性が息を吹き返す。
ホロコーストを下支えした、また、隣組による管理体制の如き“正義”らしき名のもとに。

思わず嗚咽したのは、我が国が世界のどこからも真率されない国になっているとの指摘。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と米国の社会学者に言わしめた時代もありましたが、今は昔で、まさにご指摘通り。
特に安倍政権で顕著になり、トップが変わっても相も変わらず?かなあ。

国力は、いくら中国、韓国に追い越されようが何とも思わないけれど、
世界のどこからも真率されないまでになり下がった?我が国の精神性、寂しすぎるよなあ。
在野、それも田舎の我々がしこしこと楽しむことにしますか~~(^^;;

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fack me shoes

2022-03-31 20:47:42 | 本や図書館

僕の中では、世界を股にかける賭博師の森巣博、が、“日本のフェミニストが fack me shoes を履いて”という文章を書いていたよなあ、、、
ネットで調べると、そのシーンの設定が違っていたけど、まあいいか。
なぜこんなことを書きだしたのか?樹木希林を読み終わり、今日の午後から手にしたのは上野千鶴子の「女ぎらい~ニッポンのミソジニー」
フェミニストというと、真っ先に思い浮かぶのは上野千鶴子。

最初から、痛快爽快、あの吉行淳之介をめった切り(^^;;
自分の怒りや鬱屈のごみ捨て場として求めた女が、それを求めて享受すらしてくれれば、男は罪の意識を感じずにすむ。
玄人の女性だから演技ってのは十二分にあるけど、それでも、性産業の構図をものを見事に言い当てているかもしれませんね。

読み始めたばかりだから何が飛び出すのか?社会学者として、変なテーマに取り組む上野千鶴子、面白くないですか?
ミソジニー、直訳すると「女性嫌悪」、「女ぎらい」とも。ミソジニーの男には女好きが多いと。女ぎらいで女好き?一見矛盾しているようですが、、、
それは、ミソジニーには「女性蔑視」という意味がある、その辺りの意識を腑分けする格好の対象としての吉行淳之介。

そうそう、思ったのは、樹木希林とよく似ているということ。
勿論、何でも自分の中に取り込んでしまう融通無碍な樹木希林と、どこまでも切っ先鋭く fack me shoes を履いて切り刻む上野千鶴子。
対照的な二人ですが、絶対に自分を曲げずに力強く生き抜いている(ように見える)という女の強靭さを備えている点ではよく似ているのかも。

そんなたわいもないことを考えながら窓の外を見ると、いつもの?モズ君が投げっぱなしの三脚に陣取って周りを観察しています。
手前には可憐な花を盛りのように開いているボケ、向こうには赤と白の椿。

ひょっとして、泡沫のようなつまらないことを夢想していたのかもですね。


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