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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

ヤマタノオロチ伝説の真実とは・・・

2023-08-11 16:05:06 | 本や図書館

「記紀」編纂を総括したのは藤原不比等と言われていますが、帝紀編纂というにはあまりに作為が多く、どう真実の古代史を見極めるのか、百家争鳴の感です。
そういう意味では、藤原不比等の罪はあまりにも大きいと言わなければなりません、、、
が、そのお陰もあって?活躍でき、国民を楽しませもできる人たちも数多。

そんな一冊、高山貴久子著「姫神の来歴」には、そうか!そんな見方もありかとちょっぴり感動。

ヤマタノオロチ伝説の真実とは?
我々にはとても馴染みのある“ヤマタノオロチ伝説”、記紀に書かれ、地元でもさまざまな伝承が残っているのに、「出雲の国風土記」には登場しない。
そうなんだ!と思うと同時に、著者の奇想天外とも思える説に説得力があるのは、それによるところが大きい。
その奇想天外とも思える説は、ヤマタノオロチを退治し 櫛名田比売を娶った素戔嗚尊というストーリー、実は、、、

高山説は、ヤマタノオロチは大国主命で、素戔嗚尊が大国主を攻め滅ぼし、正妃を自分の妃にしたというもの。

奇想天外!?
奇想天外!とも思えますが、実は出雲に残る口伝では、大国主は、素戔嗚尊に比定される徐福の命令で、猪目洞窟に幽閉されて枯れ死しているというのです。
そして、出雲の国風土記を残した出雲臣果安は大国主幽閉に手を下したホヒ・タケヒナドリ親子の子孫なんだそう。
そりゃあ、出雲の国風土記にヤマタノオロチ伝説は書けないかもねえ。

不比等さんが正史を残すよう舵取りをしておけば、百家争鳴、例えば高山さんのような説は出てこなかったのかもですが、、、
天照大神とはどんな姫神だったのかについても、10年以上に及ぶ現地調査を踏まえた考察はとても面白い。

2013年4月発刊されていますが、著者の高山さんは直前に急逝されています。
お元気であれば、次にどんな本を手掛けられたのか、、、
とても残念!

 


「幕末社会」~在地社会に光る個

2023-07-24 16:04:51 | 本や図書館

3回目を読んでいた本がありましたが、バッグに入れるとパンパン。
で、手ごろな本を買って当座を凌ごうと、古本屋で手に取った須田努著「幕末社会」。
読み飽きるようなら途中で投げてもいいかなと開きましたが、、、

これが、なかなか途中で投げられないで、ついつい最後まで読み終えました。
激動の幕末期30年間を歴史的事実を簡単に抑えながら、なぜ幕藩体制は崩れたのか、誰が壊したのかを、特に、在地社会の個性ある個々に光を当てて描かれていて、とても興味深く読みました。

そこには、みずから動きだす百姓、自己主張を始める若者、新たな生き方を模索する女性など、活き活きと描かれています。
ただ、それはごく一部の地域、ごく一部の人たちであり、多くの民は薄っすらとした不安を持ちながらも懸命に日常を送っていたようです。

紹介された何人かの女性たちの中に、平田国学を学び、和歌に長じた伊那谷の松尾多勢子が取り上げられています。
彼女の肖像画が掲載されていますが、お茶目なおばあちゃん。

交通の要衝でもあった伊那谷は、平田国学もあって豊かな地域文化を形成し、地域としても独特な生き方をしていたようですが、そのネットワークの中核に多勢子さんもいたと。
地域からも社会に大きな役割を果たす女性が生まれてきた時代だったようですね。

著者は、おわりにの中で「わたしは、彼ら・彼女らの行動と思考を丹念に解きほぐし、現地を訪れ、その“空気”を感じようと努めた」と書いています。
現地を訪れ、その空気を感じる、歴史を学び、考える上で最も大切なことですね。


ビブリオ(本で)縁結び

2023-07-05 20:21:58 | 本や図書館

また、盛大に猫が啼いている(恋の雄叫び?)と思ったら、隣の皇子様でした(*^^*)
赤ちゃんの泣き声が聞こえるって、嬉しいですよね。

古代は、世界中の大半の地域で子宝を授かり、すくすく育つことが最大の願い事だったようです。
それが、最近では子どもの声が昔ほど聞けなくなってきた、そんな地域にとっては切実とも言える大切な子どもですから、つい、ニタニタしてしまいます(^^;;

この夏、始まって欲しい
今日は、ビブリオ婚活の打ち合わせ。
フライヤーも出稿できるようになり、ネット印刷で注文。
SNSでもきちんと告知することにしていますが、善は急げ!フライイング気味にフライヤーを最後にUPしちゃいます。(ページの最後に画像を貼り付けますね)

モクレンの花芽
帰ってから、常備食で昼食を頂き、庭木の剪定作業。
今日はまた、凄いところに分け入り、難作業。
誰が見るわけでもないけれど、あそこはやったぞ!という意識を持っていたいのかも。

その作業の中で、気になっていたハクモクレンの枝落とし。
切る手の動きが一瞬躊躇しました、そう、もう来春の花芽が大きくなっているんです。
目をつぶる思いで、枝を落としました。





村上春樹にご用心

2023-05-25 17:37:33 | 本や図書館

竹細工教室の今日、午前中に大変お世話になった方の葬儀があり行ってきました。
96歳、大往生ですよね。
人の幸せのために一生懸命だった方ですから、ちょっと寂しい気もするけど、きっと、すぐに新しい生を受けて大活躍の人生を送られるんだろうなあ。

そんな今日だったから?なぜか竹細工の作業に取り組む気持ちにならなくて、、、
いろんな作業を探してウロウロして時間を過ごし(^^;;
みなさんは、主に自分で作ったひごでくす玉づくりだったかな?

葬儀が自宅のすぐ近くだったので、着替えに家に帰り、ついでに気になっていた内田樹の「村上春樹にご用心」を探しました。


文庫本を何冊か買っていたものの、全く開いていなかった村上春樹ですが、この度初めて読んだのはこの「・・ご用心」があったから。
かなりのインパクトだったと思っていますが、どう感じたのか?記憶にない💦💦
ということで、もう一度読み直して次に向かおうかと。

音楽もそうですが、読んだ小説やエッセー等で取り上げられていた本とか、料理だとかお酒だとか、ついつい向かってしまいます。
しかも、書き手の嗜好・志向性が似ているとなお更ですよね。



初の村上春樹

2023-05-15 16:43:56 | 本や図書館

生まれて初めて村上春樹を読んでいます。
彼の翻訳本は読んだことがあるし、機会があったら読まなきゃと、その時のために文庫本を何冊か持っているのですが、今まで開いたことがなかった(^^;;

本当、初めてですが棚に並んでいた彼の本が気になり、先ず買い込む一冊に。
で早速、時間があると開いて読み進んでいます。
読み終えたのは100頁余り、やっと全体の1/6ですが、流石村上春樹ではないかと思います。

あっ、小説を読むのは本当に久しぶり、宮仕えを終えて時間に余裕ができたら続きを読もうと4巻で封印した「ローマ人の物語」以来、15年以上経つのかな?
小説を読み始める時には、先ず続きから読もうと決めていた「ローマ人の物語」も開かずに、いきなり村上春樹。
でも、やはり、村上春樹、ノーベル賞候補と言われ続けるだけの作品のように感じます。

17歳の少年と16歳の少女が知り合い、交際が始まり、そこから意外な展開。
着想と言い、舞台設定と言い、物語の進め方と言い、読まさずにはおかないその力、きっと本に呼ばれて買い求めたんだろうなあ。

本の文化は守り伝えられる?
それはそうと、昨日は久しぶりに“本の学校”で本達との出会いや交流を楽しみましたが、お店のあまりの変わりように複雑な思いに。
ネット書店全盛の時代だから?コミックの充実、ビジュアル重視のように映る本棚の構成や並べられている本達。
真っ先に見に行っていた棚はどこにもない!!??


本と本を取り巻く文化は守り伝えられていくのだろうか?
そんなことを思いながら、ちょっぴり寂しい思いで店内を一周しました。