キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

エゾコマルハナバチ

2010年07月18日 | ハチ目

エゾコマルハナバチ[Bombus ardebs sakagamii]の♂
2010.7.11 石狩南部


女王蜂や働き蜂はエゾオオマルハナバチに似た色彩になるが、

雄蜂は全身レモンイエロー(腹端はオレンジ色)となる。

ぬいぐるみの様で可愛い。




カラフトセセリ

2010年07月16日 | チョウ目

カラフトセセリ[Thymelicus lineola]
2010.7.13 紋別市


1999年、北海道の滝上町で確認された国外移入種。
本種は北アフリカ、ユーラシア大陸北部、北米大陸に広く分布し、
北海道の北、サハリン島でも生息が確認されている。
サハリンからの飛来種かと思いきや、
DNA解析によって北米からやってきた可能性が高い事が確認されている。
食草はイネ科のオオアワガエリ(チモシー)という牧草である。
輸入牧草に卵が付いていたのではないかという事だ。




この写真では判り難いが、普通に見られるコキマダラセセリよりも
一回りも二回りも小さい印象を受ける小さなセセリチョウである。

奇しくも11年前の今日が発見された日なのだ。

モンハナノミ

2010年07月14日 | ハナノミ科など

モンハナノミ[Tomoxia nipponica]
2010.7.11 札幌市


分布:北海道、本州、四国、九州
体長:6~7.5㎜


背面から撮影したかったが逃げられてしまった

モンハナノミ類は今までに何種か撮ってきたので、

今度はホシハナノミ類を撮影してみたい。

カオジロヒゲナガゾウムシ

2010年07月13日 | ゾウムシ科など

カオジロヒゲナガゾウムシ[Sphinctotropis laxa]
2010.7.11 札幌市


分布:北海道、本州、四国、九州
体長:5.3~8.0㎜


菌類に覆われた薪がについていた。

顔面と小楯板付近の紋の色は周りの菌の色と同じである。

白っぽい菌と黒い菌が混じっている所でジッとされると、

見つけづらい。