キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

チャマダラセセリ

2008年06月20日 | チョウ目





チャマダラセセリ[Pyrgus maculatus]
2008.6.17 釧路支庁


ネタがないので、今日はこんなんで失礼します。

3枚目の写真、セサミストリートの様になってしまいました(^^)


ヘリグロチビコブカミキリ

2008年06月19日 | カミキリムシ科

ヘリグロチビコブカミキリ[Miccolamia takakuwai]自己初
2008.6.17 釧路支庁

夕方、宿泊先の近くの林道でカミキリ探し。
ミズキの花もまだ咲く気配なく、エゾニュウの花も咲いていない。
なんとか飛翔中のモモブトハナを得たが、ハナカミキリには非常に厳しい条件。

なので、トドマツの樹皮めくってツヤケシハナを見つけたり、
ヤマブドウ枯れ蔓でアカネカミキリを落としたり。
そんな中、ヤマブドウの枯れ蔓で本種を確認。
良くない時間帯で初物をゲットする運に恵まれたが、やはり寒地のカミキリは難しい。

釧路支庁ではコアオハナカミキリやモモグロハナカミキリの記録があるが、
遇産的な扱いになっている。
カミキリ屋がなかなか入らない地域だから見つからないだけで、
もしかして今後に、再確認があるかも・・・。なんてね



釧路湿原

2008年06月18日 | その他

コッタロ展望台から望む釧路湿原(コッタロ湿原)
2008.6.17


遠い。遠すぎるぅ。札幌から車で約360km、5時間半・・・
東京から360kmだったら、いったい何処までいけるのだろうか?
仕事先はここからまだ1時間程行った場所

この日は天気も良くて、地平線がくっきり出てましたねぇ。
道東の自然環境はスケールでかすぎです。
こういう景色の前に立つと、人間なんてホントちっぽけであります。
久しぶりに景色で感動。

しかし、どんな場所でも虫屋は虫屋。
この中のどこかにキイロネクイハムシがいるんだろうなぁ・・・と、
考えてしまうのであります。
意外な場所にウジャウジャいたりしてね





人の背丈とあまり変わらないタンチョウがこの写真では白い点にしか見えません。


学生時代以来していない道東旅行、またしてみたいなぁ。


6月前半のカミキリムシ

2008年06月16日 | カミキリムシ科
6月8日


カラカネハナカミキリ[Gaurotes doris]



ジュウジクロカミキリ[Clytosemia pulchra]=オニグルミ枯れ枝



トドマツカミキリ[Tetropium castaneum]=エゾマツ倒木



カエデヒゲナガコバネカミキリ[Glaphyra ishiharai]


6月9日


クモノスモンサビカミキリ[Graphidessa venata]=サンショウ枯れ枝



ヒゲナガモモブトカミキリ[Acanthocinus orientalis]=カラマツ枯れ枝


6月11日


アカガネカミキリ[Plectrura metallica metallica]=オノエヤナギ幹


6月14日


ヒメマルクビカミキリ[Asemum punctulatum]自己初=エゾマツ倒木



シナカミキリ[Eutetrapha sedecimpunctata sedecimpunctata]


6月15日


コジマヒゲナガコバネカミキリ?[Glaphyra kojimai]=ミズキ枯れ枝


最近はこんな調子です・・・




再び、留守にします。片道400kmの場所へ。
遠すぎる・・・。







今年の目標ゾウムシBEST3! 「第1位」

2008年06月15日 | ゾウムシ科など
「見つけると幸せになれるゾウムシ」




この様な火山灰地にはオトコヨモギというヨモギが多く、
道内ではそのオトコヨモギにキクスイカミキリがつくという。
本州以南では普通のカミキリのようだが北海道では局地的な分布を示し、
いまだに出会った事のないカミキリなのだ。

そんなキクスイカミキリを狙って入った草地での事。





モジツノゼミ[Tsunozemia mojiensis]



アイノカツオゾウムシ[Lixus maculatus]



ケマダラカミキリ[Agapanthia daurica daurica]


6月も中旬に入ろうという時期なのに、相変わらずお馴染みさんしか見当たらない。
定期的に通っている場所なのだが、キクスイさんには今回も会えなかった。
しかし、そんな惨敗ムードの中、今年、密かに狙っていたゾウムシが意表を突いて現われたのだ。




それが、これだぁ!


コマダラハスジゾウムシ[Adosomus melogrammus]
2008.6.9 勇払方面

「えっ~!!!マジで?!」

北海道と本州に分布するが、記録は大変少ない大型のゾウムシ。
道内では火山灰地のヨモギにつき、発生時期は7月下旬以降と聞いていた。
キクスイカミキリとは比べ物にならないほど珍しい種なのだ。

因みにWeb上では標本写真を拝見できても、生態写真は見当たらなかった。
本州での生息状況がどうなのか気になるが、本州でも珍しいゾウムシで間違いないと思う。






褐色で太目のボディー、白のストライプが印象的である。
そして、優しそうな目がとてもカワイイ





キクスイカミキリはいない場所であったが、もう少し通ってみたいと思う。