キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

再び嵐・・・

2007年02月15日 | チョウ目
雪まつりが終わったら、徐々に穏やかな天気に・・・


今日はそういう固定観念を吹っ飛ばしてしまう低気圧でした。

西日本では「春一番」らしいのですが、北日本では暴風雪です。

帰宅する際、えげつない風雪が全身を襲ってきました。

といっても、どこか温かい・・・。

本当に今年は気持ち悪い冬です。


3連休から続いた雪で都市部でも辺り一面、白銀の世界。

久しぶりの雪かきが運動不足解消!とはならず、湿った重い雪で腰を悪くしそうです。

早く、春になってくれ~。

今年は、この艶やかな蝶の初見はいつ頃になるのだろうか?



クジャクチョウ[Inachus io geisha]★


因みに昨年は札幌で3月26日に見ています。


久しぶりのムシ写真

2007年02月11日 | ゾウムシ科など
さて、私は誰でしょう・・・








オオカツオゾウムシ[Lixus divaricatus]★★★
分布:北海道、本州
海岸のセリ科で見られました。
結構、大きい虫だけど気付かないだけなのか、これで2度目です。




さっぽろ雪まつり

2007年02月10日 | その他
今年も雪祭りの時期が来ました。

毎年、これが終わると少しずつ寒さが和らぐのですが、今冬の気温は突然4月になったり、

また2月に戻ったりと、目まぐるしく変動しております。


雪が少なく、雪集めが大変だったみたいですが、今年も素晴らしい雪像ができたようです。

大雪像を作っているのは自衛隊の皆さんです。毎年毎年、ご苦労様です。

また、2m程の市民雪像も楽しいものがたくさんあります。

会場が会社の近くなので、帰宅途中、寄り道してみました。




タイ王国 チャックリー・マハー・プラーサート宮殿




故宮・太和殿(氷像)



沖縄・美ら海水族館
(沖縄に行きたい・・・。)

連休前でしたが既に多くの道外の方、海外の方が来てました。

耳を澄ませば、中国語、韓国語、英語、タイ?語などが聞こえてきます。

この時ばかりは非常に国際色豊かな札幌です。3連休は超混雑するでしょう。



「第58回さっぽろ雪祭り」のHPはこちら

ライブカメラを見ると、夜間の修復作業が大変そうです。


襟裳岬

2007年02月03日 | 採集記・撮影記
襟裳岬(えりもみさき)
誰もが聞いたことがある地名でしょう。



この時期には珍しい大雨と襟裳岬名物の強風。
台風中継のレポーターの様に風に立ち向かいなが岬の展望所へ行ってみました。
もちろん、こんな悪天候時には誰一人居ません。
ゼニガタアザラシを見たかったのですが、双眼鏡のレンズが雨粒で覆われ、
何も確認できませんでした。10年振りに訪れてみたのですが残念です。



岬の突端には岩が霧の奥まで点々と連なっています。

太古、2つの島が衝突してできた北海道。
その時の隆起によって出来たのが日高山脈で、襟裳岬はその最南端に位置します。
また、この岬の沖合いでは、親潮と黒潮もぶつかっています。



襟裳岬には2つの歌碑がありました。
一つは島倉千代子さんの「襟裳岬」。
もう一つは森進一さんの「襟裳岬」。
同名異曲ですが、僕は島倉さんの方は知らなかったです。










「えりも国有林」
現在は低木がチラホラと見られる程度ですが、その昔はカシワやミズナラの大木が生える原生林でした。
明治以降、土地を切り開き、牛馬が放牧されました。
えりも特有のほぼ一年中吹き続ける強風の為、樹木は育たなくなり、
何時しか、えりも砂漠と呼ばれる不毛の土地となったそうです。
戦後、緑化事業がスタートし、現在では徐々に緑が戻ってきています。
一見、歌詞の一節の様に何もない様に見えますが、
50年掛けて緑化に携わった人々の努力がここにあります。

失われた緑を回復するのにどれだけの時間を要するのか。
ここに来れば体感できるのです。